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小池劇場急展開!「ドン・内田茂」引退情報ウラのウラ

2017年2月26日号

小池劇場急展開!
「ドン・内田茂」引退情報ウラのウラ 全真相 石原元都知事との最終バトル=ジャーナリスト・鈴木哲夫

  • ▼都議選「小池派70人」擁立情報の凄み
  • ▼自民党「小池の戦意喪失」のリベンジ作戦
  • ▼民進党壊滅で「蓮舫降ろし」が始まる

 東京都千代田区長選で小池百合子都知事が支援した候補が圧勝。さらに都議会自民党のドン・内田茂都議の"引退情報"で「小池劇場」は急展開を見せている。なんと7月の都議選で、小池派は単独過半数を目指すというのだ。そのウラのウラを読む。

 小池百合子東京都知事(64)と都議会自民党のドン・内田茂都議(77)の"代理戦争"として注目を集めた2月5日投開票の千代田区長選挙――。
 結果は予想通り、小池氏が支援した現職の石川雅己氏(75)が、内田氏が推した与謝野信氏(41=与謝野馨元財務相のおい)にトリプル以上の差をつけ圧勝した。
「区長選が終われば、次は7月2日投開票の都議選。小池さんは千代田区に小池派の候補を擁立して、内田さんが死守してきた千代田区の定数1の議席を奪って、自民党を完全に潰す予定でした」(小池氏周辺)
 ところが選挙後、新たな展開を見せる。
 小池氏が都議選に向けて"仮想敵"にしようとした内田氏が、区長選の責任を取って次期都議選には出馬せず、"政界引退"を決めたとの情報が駆け巡ったのだ。
 内田氏本人は、この稿を執筆中の2月10日現在は政界引退を表明していないが、自民党東京都連の幹部らは否定しない。ある都連関係者が打ち明ける。
「区長選直後の引退情報は、実は自民党都連の一部幹部がタイミングをもくろんでいた。第一義的には、内田氏は小池氏とのバトルに負けて身を引くのではなく、あくまでも区長選の責任を取っての引退という形にしたい。それなら内田氏のメンツも立ちますからね」
 それだけではない。したたかな2次的な効果も計算しているという。
「内田氏が都議選に出ないということになれば、小池氏は都議選で"攻める象徴"を失うことになる。小池氏の戦意を喪失させる選挙戦略でもあるのです」(都連関係者)
「小池攻略」として、自民党は内田氏を引退させることで対立軸を消し去り、小池氏への追い風を弱めて、無党派などの動きを阻止。都議選を組織票のある自民党に有利に運ぼうというわけだ。だが、都連や内田氏を長年取材してきた私は、内田氏の引退のきっかけや人間関係について、真相が伝わっていないもどかしさを覚える。
 たとえば内田氏の引退。
 実は、2年前の夏に内田氏は都連幹事長を辞任し、次期都議選には出馬しないことを意識していた。
「当時、都連執行部の人事が長く変わっていなかったので、人心一新の空気がありました」(都連幹部)
 都連会長はずっと石原伸晃氏、幹事長は内田氏だったが、これには理由があった。石原慎太郎氏が長く都知事だったため、都連は伸晃氏を会長にすることで、いわば"人質"にして慎太郎氏をコントロールしてきた。つまり、「石原さん、我々の言うことを聞いてくださいよ。でなければ、息子の伸晃氏が恥をかきますよ」ということだ。それを幹事長職で仕切ったのが内田氏だった。
「しかし、一昨年には慎太郎氏はとうに知事を辞めていた。会長が伸晃氏である必要はない。ならば人事を刷新しよう、ということになった」(都連幹部)
 内田氏は、周囲に「もう自分はやり切った。年も取ったし」と語り、幹事長には後継者として手塩にかけて育てた高島直樹都議を、次期都議選は娘婿の千代田区議に譲ろうと決めていた。
 ところが、伸晃氏が突如「会長を来年(2016年)夏の参院選までやる。東京の候補を勝たせる」と公言し、執行部をあと1年継続させる流れをつくってしまったのだ。その理由について、「当時、伸晃さんは安倍首相に干されて役職もなく、都連会長が唯一の肩書。手放したくなかった」(前出・都連幹部)という。
 そのため、お目付け役の内田氏もあと1年、幹事長続投という話になった。「内田氏はしぶしぶ続投を受けた」(同)のだ。そこへ舛添問題が起き、小池都知事が誕生した。

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