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米FRBの銀行監督担当副議長 ウォール街注目の候補者とは?

2016年12月25日号

 米国のドナルド・トランプ次期大統領(70)の閣僚人事が進められている。経済閣僚では、財務長官に元ゴールドマン・サックス幹部のスティーブン・ムニューチン氏、商務長官に知日派で著名投資家のウィルバー・ロス氏を起用するなど、ウォール街に近い大物が名を連ねた。さらに、ゴールドマン・サックス社長兼COO(最高執行責任者)のゲーリー・コーン氏の入閣も取りざたされている。
 こうした重要閣僚人事とともに内外の金融関係者が最大の注目点と指摘するのは、米連邦準備制度理事会(FRB)の銀行監督担当の副議長ポストだ。
 同ポストは、2010年に成立した米金融規制改革法(ドッド・フランク法)で新設されたものだが、共和党が支配する上院での承認が難しいとみたオバマ大統領は任期中に指名することはなかった。非公式にはタルーロ理事が同ポストを務める形にはなっているが、同氏は銀行に厳格な規制をかけるべきとの論者で、ウォール街はトランプ氏が史上初となる銀行監督担当の副議長を正式指名することで、タルーロ氏が外れることを望んでいる。
 候補に挙がっているのは、ジョン・ドゥガン氏(元通貨監督庁長官)、デービッド・ネイソン氏(GEエナジー・ファイナンシャル・サービス最高経営責任者)、ランドール・グイン氏(弁護士)、ポール・アトキンス氏(元証券取引委員会幹部)、トーマス・ホーニグ氏(連邦預金保険公社副総裁)などだ。
 トランプ氏の経済運営の中核は、保護主義と財政出動、減税そして規制緩和。その代表が金融規制の緩和になる。サブプライムローン問題が発覚し、リーマンショックで終焉(しゅうえん)を迎える前まで、米国の国内総生産(GDP)の実に2割は金融セクターが叩(たた)き出していた。トランプ氏が目指すのはその夢の再現だろう。
(森岡英樹)

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