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佐藤ゆかり氏政治資金トラブル

2016年3月 6日号
「身から出たサビ」か? はたまた「身内の罠(わな)」か?
 自民党の佐藤ゆかり衆院議員(54)=大阪11区(枚方市・交野市)=が、選挙区内の同党枚方市支部から告訴を検討される騒ぎになっている。
 関係者や一部報道などによると、2014年12月衆院選での当選直後、同支部は地元業者から受け取った200万円を佐藤氏に提供したとして支部の収支報告書に記載した。しかし、佐藤氏側は「業者からの預かり金であり、支部からの献金ではない。お金は既に返却しており、報告書に記載する必要もなかった」と主張。このため、同支部が政治資金規正法違反の罪で告訴を検討しているという。
 同支部は「お金は業者から支部が預かり、佐藤氏に寄付したもの。しかし、佐藤氏から領収書をもらっていない」と説明。同支部の出来成元(できしげちか)支部長(元大阪府議)は「領収書を出さないなら、告訴せざるを得ない。このままでは支部側が虚偽記載に問われかねない」と強硬姿勢だ。対する佐藤氏は領収書の発行を拒否した上で、「告訴すれば、虚偽告訴罪で出来氏を逆に告訴する」と一歩も引かず、全面対決の様相を呈している。
 亀裂の背景には昨夏の枚方市長選がある。佐藤氏は現職を推したが、出来氏が別の候補を推すなどして紛糾。結局、維新新人に"油揚げ"をさらわれるという失態があった。さらに、「出来氏には落下傘候補の佐藤氏に出馬先を世話したという自負がある。ところが彼女は昨年の府議選で出来氏の応援に入らず、落選した。恨みはあるでしょう」(大阪府議)という。
 05年郵政選挙で「小泉ガールズ」として経済学者から政界入りした佐藤氏。長年、平野博文衆院議員(民主)の地盤で「小選挙区で唯一、自民党が勝てない選挙区」で党の汚名をすすいだ立役者ではある。府知事選、大阪市長選を制した「おおさか維新」が勢いに乗る中、内輪もめしている場合ではない。
(粟野仁雄)

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