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スクープ!縄文土器・土偶が「変造」されている! 

2015年7月19日号
問題摘出スクープ!在野の考古学研究者が怒りの告発

▼長野・藤内遺跡「国の重要文化財」指定棚上げの仰天一部始終
▼「増えた突起のナゾ」山梨・御所前遺跡「出産文土器」の数奇な運命
▼「考古遺物が"美術品"に変身!」土器修復の全内幕
▼文化庁が推奨する「修復材料」は熱に弱い

「思わず叫びたくなる凄みである」。縄文土器の芸術性に魅了され、1952年に「縄文土器論」を発表したのは岡本太郎氏だった。ところが、縄文土器・土偶に「変造論争」が起きていることは、天上の岡本氏は知る由もない。その震源地は「縄文王国」といわれる長野・八ケ岳山麓だ。

〈井戸尻文化の土器造形は、単なる生活用具の域を超えている。きわめて彫塑的であり、蛙や蛇、人の顔など具象的なものを特徴とする〉(『井戸尻』第8集より)
 1953年、長野・八ケ岳南麓で発掘が始まった藤内(とうない)遺跡など多くの井戸尻(いどじり)遺跡群─。
 およそ5000年前から4000年前の縄文時代(新石器時代)中期に花開いた「井戸尻文化」を伝えている。風光明媚(めいび)な地で出土品2000点余を展示する「井戸尻考古館」(長野県富士見町)には、四季を通じて多くの縄文ファンが訪れる。
 2002年、藤内遺跡から出土した「神像筒形(しんぞうつつがた)土器」など土器47点、土偶1点、石器151点が文化庁に重要文化財指定されたことで、井戸尻考古館は転機を迎える。重文の追加指定を見越して、地元・富士見町は13年に個人所蔵の藤内遺跡の土器83点などを買い取った。
 これが縄文土器・土偶の「変造」告発の発火点となった。憤るのは、井戸尻考古館前館長の小林公明氏(69)だ。
「富士見町は昨年4月、文化庁に重文の追加指定を打診したのですが、担当者からは『国庫補助で、02年に重文指定した土器の再修復をしてほしい』と言われたのです。まったく意味が分かりませんでした。土器の大半は劣化せずに今も健在。要するに修復の必要がなかった。追加指定に向けた事実上の交換条件として修復話を持ち出されたとしか思えません。まるで"修復の押し付け"でした」
 小林氏によると、重文指定された縄文土器の大半は、修復の「名人」といわれた考古館初代館長、武藤雄六氏の手によって蘇(よみがえ)ったもの。出土した土器の欠損部を石膏(せつこう)で補修し、優美かつ力強い復元をした著名な人物だ。
 小林氏が続ける。

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