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地方選バトル「安倍審判」の舞台裏

2015年4月19日号

「情けないよなあ。どうして戦わないんだろう。チャンスなんだよ」
 開口一番、私とのインタビューでこう言ったのは、小沢一郎共同代表(生活の党と山本太郎となかまたち)。統一地方選前半戦の告示直前のことだ。小沢氏が嘆いたのはとくに野党第1党、民主党の姿勢だった。
「無理にでも野党が候補を一本化して自公と対決すればいいのに、どうして民主党はやらないのか。たとえ負けたとしても、必ず次(来年の参院選など国政選挙)につながるんだよ。幹部が(地方に)行って、どうしてやらなかったのか」
 確かに3月26日に告示された全国10の知事選挙のうち、与野党対決構図を反映しているのは北海道と大分(4月12日投開票)。あとは相乗りや自主投票だ。
「残念」と語る小沢氏は2006年、民主党代表時代に「相乗り禁止」を打ち出した。原則として、知事選と政令市長選では自民党推薦候補に相乗りすることを認めず、独自候補を立てることを決めたのだ。
 民主党のベテラン議員は、「翌07年の統一選でも13知事選のうち、相乗りを二つにとどめた。この流れが功を奏して、同年夏の参院選で逆転。09年の政権交代選挙につながった」と振り返る。つまり小沢氏から見れば、今回の統一選は「チャンスを捨てたようなもの」に映るのだろう。
 だが今回、与野党が激突する北海道知事選などは、安倍政権の行方に直結する可能性が高い。
「安倍首相が強く推し進める農協改革、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)、原発再稼働、地方創生などは北海道の重要テーマです。TPPの影響を受ける農家や畜産業は多い。泊原発問題や過疎などの地域問題も抱えている。ここで自公が推す現職が負ければ、政権が進める方向性に一定のブレーキがかかる」(自民党選対幹部)
 出馬するのは、現職で4選を目指す地元自公推薦の高橋はるみ候補(61)。対して現職に挑むのは、フリーキャスターの新人で地元民主・維新・共産・社民・大地が支援する佐藤のりゆき候補(65)。両者の一騎打ちだが、果たして情勢はどうなのか。
「地元メディアの告示前後の支持率調査では高橋候補が10ポイント近く離し、自民党本部も『大丈夫だ』と判断していました。しかし、告示の1週間後、別の地元メディアの調査では佐藤候補が2ポイント差まで一気に追い上げている」(自民党道連幹部)

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