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保存版 ワクチン20の疑問を解き明かす

2021年3月21日号

 ワクチンの接種が始まった。4月からは65歳以上の高齢者も接種を受けられるようになる見込みだ。しかし、「接種を受けたら体調を崩すのではないか」と不安に思う人もいるだろう。新型コロナウイルス用ワクチンの接種を巡る20の疑問を解き明かす。

 Q1 接種を受けないとダメ? 

 昨年12月に施行された改正予防接種法は、新型コロナ用ワクチンの接種を受けることを「努力義務」とした。循環器内科医で、東京大大学院法学政治学研究科教授の米村滋人氏(医事法)に聞いた。

「1994年まで、指定ワクチンの接種を受けることは法令上の義務でした。政府はまれに起こる副反応による健康被害を過剰に恐れ、法律を改正して『勧奨』としたのです。その経緯があり、今回も義務とはしませんでした」

 Q2 費用はいくらかかる?

 ワクチンを確保するため、政府は2020年度予算の予備費6714億円を使う。接種を受ける人には費用は一切かからない。

 Q3 ファイザー、モデルナなどに違いは?

 2月17日に始まった医療従事者向けの接種は、米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬ベンチャーのビオンテックが開発したワクチンを使う。ほかに日本で使う可能性が高いのは、米製薬大手モデルナと英製薬大手アストラゼネカがそれぞれ開発したワクチンだ。いずれも1回目の接種から数週間後に2回目の接種を受ける必要がある。

 大阪大の宮坂昌之名誉教授(免疫学)に効果の違いを聞いた。

「臨床試験で2回接種した場合の発症予防効果はファイザー製が95%、モデルナ製が94%。アストラゼネカ製は1回目に半用量、2回目に全用量を接種し、90%というデータがあります」

 保管温度も違う。ファイザー製はマイナス75度前後、モデルナ製はマイナス20度前後、アストラゼネカ製は2〜8度だ。元厚生労働省医系技官で、みいクリニック代々木(東京都渋谷区)院長の宮田俊男医師はこう説明する。

「ファイザー製は超低温に保たないと効果が失われるとされ、厚労省は全国の拠点に2万台の超低温冷凍庫を配置すると決めました。ところが、米食品医薬品局(FDA)は2月25日、温度基準を緩め、通常の冷凍庫で最長2週間保管できるとしています」

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