くらし・健康詳細

イチオシ
loading...

わが家が一番危ない! コケない、ケガしないリフォーム7選

2020年11月15日号

 コロナ禍で自宅にいる時間が増えた。在宅勤務、趣味の講座はオンライン、運動不足解消は自宅でエクササイズ......。しかし例年、自宅での事故は意外と多い。日常生活の事故で救急搬送されたうち51・6%が住居で起きているのだ(2020年中・東京消防庁発表)。わが家で安全に過ごすために考えてみたいリフォーム7選を紹介する。

「コロナ禍をきっかけに、わが家を見直す人が多く、自宅改修の相談が増えています。その内容は『リフォーム=快適な暮らしのための原状回復』を超えて、『生活スタイルのリノベーション』を求めています。かねてから自宅での暮らしの価値を革新したいというニーズはありましたが、2020年、家で過ごす時間が格段に増えたことで、その顕在化が加速したようです」

 そう語るのは、建築設計事務所アトリエ4A(フォアエイ)所長で、『50代から生涯暮らすリフォーム』の著書もある天野彰人さんだ。

「家は生活の拠点、人生の拠点ですから、長い目で見ると必ず波があります。特に40、50代は、人生100年時代の折り返し地点ともいえ、自宅の安全性をチェックする良いタイミングです」

 今年、世界中で感染者を出している新型コロナウイルスも「波」の一つだと天野さんは考えている。安全な暮らしのためにできることとは何か。建築家から見た「わが家」における危険を回避する視点A〜Eと推奨する七つのリフォームを挙げてもらった。

 ◇危険を回避する視点A 家族や人間関係の変化点 個性を尊重し合えるか

 例えば子どもの巣立ちは、家の使い方に変化をもたらし、家族間のコミュニケーションも変える。子ども部屋が空くとそこに夫婦どちらかが移り、寝室が別々になるのはよくあることだ。

「理由の多くは、夫婦それぞれで快適な温度や就寝時間が違う、いびきが気になるなど。しかし1階と2階などまったく離れると、互いの気配がわからなくなってしまう。何か異変があった時には察知できる距離感を作りたいですね」(天野さん、以下同)

 開閉可能な引き戸で寝室を区切るといった工夫で気配を感じるスペースが生まれる。しかし「気配も感じたくない」と拒否されれば叶(かな)わない。家族が互いを尊重し合う土台があってこそ、安心の場所を作れるのだ。

 そんな家庭内で個の大切さを象徴するのが推奨リフォーム①「おやじデスク」だ。

「リモートワークが増えた今、自宅でも一人になれるオフィス化空間の良さが見直されています。リビング、家事室、寝室の一角に仕掛けを作り、パソコンで仕事をしたり、読書できる空間を『おやじデスク/おふくろデスク』として提案してきました。はじめは『特にいらないかな』といった声も出たのですが、コロナ禍になって『作って良かった』と大反響です」

 ◇危険を回避する視点B 老い・健康の変化 気になるバリアフリー

 老いると体が変化する。変化に気づかなければ思わぬところで転倒するなど、危険が増える。介護される生活を考えて、車いすでも自宅で過ごせるようにとバリアフリーを希望する人は多いという。

「特に親世代の介護を経験した人ほどバリアフリーのニーズが高い。ところが日本の家屋は車いすの幅を取るのも、段差を完全になくすことも難しいつくりになっています。発想を転換したリフォームが必要です」

政治・社会

くらし・健康

国際

スポーツ・芸能

対談

  • 艶もたけなわ

    六平直政 俳優

    2020年9月 6日号

    阿木燿子の艶もたけなわ/315  コワモテで、茶目っ気たっぷり。不思議な魅力で視聴者...

コラム