くらし・健康詳細

イチオシ
loading...

専門医が緊急提言 ビタミンC点滴が重症防ぐ 海外で「コロナ生還」続出

2020年7月 5日号

 新型コロナウイルス感染症がビタミンC点滴により、劇的に改善したという報告が海外で相次いでいる。しかも、日本では500円足らずで受けられるようだ。医療取材の経験が豊富なジャーナリストが、その有効性を訴える専門医による緊急提言をお伝えする。

 本誌2020年4月19日増大号では、ある種のビタミン類やミネラル類が新型コロナウイルスに対して持つ感染予防効果や重症化予防効果について紹介した。

 読者各位からも小さからぬ反響をいただいたが、元杏林大保健学部救急救命学科教授で、現在、国際オーソモレキュラー医学会(注1)の会長を務める柳澤厚生(あつお)医師(69)が強く推奨する「1日あたりの摂取量」は以下の通りだった。

[ビタミン類]

・ビタミンC3㌘(何回かに分けて摂取)

・ビタミンD50マイクロ㌘(1日125マイクロ㌘で摂取開始。3週目から50マイクロ㌘に減量)

[ミネラル類]

・亜鉛18㍉㌘

・セレン90マイクロ㌘

・マグネシウム375㍉㌘

 ただし、これらの推奨必要量を日々の食事から摂取し続けることは容易ではない(注2)。そこで浮上してくるのが栄養補助食品の存在だが、柳澤医師の試算では、右の必要量を市販のサプリメントで摂取した場合の費用は、以下のように1日分の合計でも100円前後に収まっていた。

・ビタミンC→35円

・ビタミンD→20円

・亜鉛、セレン、マグネシウム→45円(注3)

 しかし、感染予防や重症化予防を心がけていても、感染リスクをゼロにすることはできない。実際、日本国内だけを見ても、感染、発症から急速な重症化を経て死亡に至った患者数は、すでに1000人の大台に達しようとしている。

 しかも、厚生労働省が6月16日に発表した抗体検査結果によれば、抗体陽性率は東京都が0・1%、大阪府でも0・17%、宮城県に至っては0・03%と、まさに想像を絶する低さだった(注4)。感染者数が多い東京と大阪、逆に感染者数が少ない宮城の3都府県の数値を平均しても、抗体陽性率はわずか0・1%にすぎなかったのだ。

 要するに、この検査結果から大まかに見えてきたのは、実に99・9%もの日本人が新型コロナウイルスに感染していないという驚愕(きょうがく)の事実であり、新型コロナウイルス禍はむしろこれからが本番という震撼(しんかん)すべき事実だったのである。

 ならば、今後、不幸にして新型コロナウイルスに感染して発熱などの症状が出た場合、とりわけ発症後に呼吸困難などの重症化が急速に進んだ場合には、患者や家族らはこれにどう対処すればいいのか――。

 今回はこのテーマにターゲットを絞る形で、前回に引き続き柳澤医師に詳しく話を聞いた。ズバリ、今回の〝緊急提言〟を貫くキーワードは「生死を分ける高用量ビタミンC点滴」である(以下、「 」内は基本的に柳澤医師の解説)。

      ※

 そこで、まずご覧いただきたいのが左のフローチャートである。

 この流れ図にもあるように、新型コロナウイルス感染症の発症態様は「軽症」と「中等症以上」の二つに整理することができる。

 このうち、軽症の場合は発熱外来などでのPCR検査(注5)で陽性と判定されれば、必要に応じて入院の措置が取られる。この場合、入院後の経過はおおむね良好で、無事退院となるケースが多いが、中には入院後に重症化が急速に進んでしまうケースもある。

 一方、中等症以上の場合は救急搬送された後、搬送先で陽性と判定されるケースが多い。この場合も経過良好で無事退院となるケースは少なくないが、中には症状が段階的または急速に悪化して重症に陥ってしまう場合、あるいは自宅などでの発症から間もなく急速に重症化が進み、救急要請すら間に合わない形で死亡に至るケースもある。

 では、入院先で重症に陥った場合、具体的にどのような経過を辿(たど)るのか。

「症状の重い患者さんには抗インフルエンザ薬などの既存薬の投与が試みられることもあります。しかし、現時点では人工呼吸器や人工心肺装置の装着などの対症療法しか方法はなく、基本的には患者さん自身の回復力に頼らざるを得ないというのが実情です。その結果、自力で重症化から脱出していく患者さんがおられる一方で、なすすべもなく重症化から死亡に至る患者さんもおられます」

 だが、これはあくまでも日本国内での話である。柳澤医師も「日本ではほとんど報じられておらず、その結果、医師たちにもほとんど知られていませんが」と前置きした上で、驚きの事実をこう明かすのだ。

「実は、海外では新型コロナウイルス感染症の重症患者に高用量のビタミンC点滴を実施したところ、多くの患者が重症化から脱出して回復に至ったとの注目すべき臨床例が数多く報告されています。そして、この事実を日本の医療関係者はもとより、患者や家族らにも知っていただいた上で、重症患者に対する高用量ビタミンC点滴を今すぐ開始していただきたいと、私は強く訴えたいのです」

 まずは論より証拠。海外での瞠目(どうもく)すべき臨床例をいくつか紹介しよう。

政治・社会

くらし・健康

国際

スポーツ・芸能

対談

コラム