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あの相田みつをが「AI」で復活 東京・原宿で「癒やしのカフェ」

2019年7月28日号

 書家・詩人の相田みつをになりきったAI(人工知能)が、あなたの心を癒やしてくれる―。そんなユニークなカフェが期間限定でオープンし、話題を集めている。ネスレ日本(神戸市)と相田みつを美術館(東京都千代田区丸の内)がコラボした「アイスクレマコーヒーでちょっと一息! AIだみつをカフェ」が東京・原宿の「ネスカフェ 原宿」で営業中だ。7月21日まで。

 そのカラクリはこうだ。まず「感情分析AI」が利用者の声からその人の心理状態を分析し、「にんげんだもの」で知られる相田みつをが創作した作品を学習した「文章生成AI」がオリジナルの言葉を贈る。AIは相田みつをの約500作品を深層学習することで、新たに約300の作品を生み出した。さらに、みつをの筆跡を利用した書に仕上げることで、本物と見まごうばかりの作品の数々が完成した。
 店内にはデジタル上のキャラクター「AIだみつを」の像が設置されている。キャラクターが手にするツボに向け、日ごろの愚痴や悩みを話すと、その声色や声のトーンから感情分析AIが心の状態を分析、相田みつを風の言葉がモニターに示される。その言葉が書かれたラテアートシートを浮かべたコーヒー(税込み390円)を飲みながら、リラックスしたひとときを送ることもできる。10月31日まで、特設サイト(https://ice-crema-kokoro.net)も開設され、スマホやPCで楽しめる。
 相田みつをの長男で同美術館館長の相田一人(かずひと)さんは笑顔でこう話す。
「父は大のコーヒー好きで愛飲していました。亡くなってから今年で28年になりますが、人工知能が紡いだ作品の数々に、天国の父も目を丸くしていることでしょう」
 ちなみに、筆者が「AIだみつを」相手に愚痴をこぼしたところ、出てきた作品は「人間は点数がない」。それはそうなんだけど......。
(中根正義)

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