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認知症発症リスク低減の新潮流 脳の衰えを止めるフィットネス

2019年6月 2日号

 出掛けに玄関口で持ち忘れたものを思い出し、取りに戻る。こんな経験は、ある年代になれば珍しくないだろう。将来の、認知症への不安がよぎる。しかし年をとっても、適切なトレーニングで脳は機能を保つこともできるという。

 現在、認知症の代表格・アルツハイマー病は、特定のたんぱく質が脳に過剰に蓄積することで発症するという説が有力。また高血圧や糖尿病などの生活習慣病、肥満も発症のリスクを上げると考えられている。これらを改善するためのトレーニングプログラムが「ブレインフィットネス(R)」のヘルスプランだ。
 運営会社「イノベイジ」は東北大加齢医学研究所と協働し、認知機能の維持・改善、認知症発症のリスクの低減に関する研究論文を収集・分析。その結果をもとに医師・管理栄養士などの専門家と共にプログラムを開発した。
 プログラムは食事・睡眠・知的刺激・デュアルタスク・マインドフルネス・筋トレの六つの要素で構成されている。知的刺激はいわゆる脳トレ。記憶力等を鍛える各種のゲームが用意されている。デュアルタスクでは身体運動と脳トレを同時に行う。手足を組み合わせた反復運動をしながらの"逆さしりとり"などだ。マインドフルネスはストレス低減を目的としている。
 これらは精細なカウンセリングをもとに、受講者それぞれに最適な方法とレベルで提供される。トレーニング自体がストレスにならないよう配慮し、4回あるいは8回のコースを終えた後の持続を目指す。そのためには効果の可視化が大切。受講中から記憶力の再生や集中力の向上を実感できれば、大きな動機付けとなる。実際、多くの受講者から「効果を感じる」との声が寄せられているという。
 小鳥の声を聞きながら、瞑想(めいそう)状態をめざすマインドフルネスの体験をした。その結果は脳の血流グラフで可視化される。たしかにグッと興味が高まった。
(小出和明)

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