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服の色選びでメンタルが強くなる! 「6月のストレス撃退」新常識

2018年6月17日号

▼やる気を出すなら「黄」、シャープな仕事には「青系」を

▼「色」の力に「食」効果をプラスしてストレス撃退  

青、緑、黄―「色」にはストレスを癒やし、心を元気にする力があるという。普段の服装や身につけるものを工夫すれば、今時分にありがちな不調を改善できる。今回はそこに「食」を組み合わせた新健康法を提案。体とともに心をほぐす簡単な体操も紹介しよう。

"心"をギアチェンジしたい時、「服の色」を変えるのが有効だ。
 心身をリフレッシュしたいなら白、沈着冷静に仕事をしたいなら青、やる気を出す、前向きな気持ちを求めるならオレンジや黄がいいという。
 介護福祉と医療分野の色彩コンサルティングを行っている日本ユニバーサルカラー協会の代表で、カラーコンサルタントの南涼子氏はこう話す。
「色は大脳で認識され、感情の中枢である『視床下部』や、ホルモンの分泌を促し内臓の調節を行う『扁桃(へんとう)体』を刺激します。また視覚だけでなく、皮膚でも感じられるんです。たとえ目隠しをしていたとしても、皮膚は色光に反応して、筋肉を緊張させたり、緩めたりする。心と体に深いつながりがあります」
 そのため、気分が良い時に好ましく感じる色と、調子の悪い時に好む色は異なる傾向にあるという。南氏が続ける。
「少し古い話ですが、政治家の鈴木宗男氏は心情の移り変わりがネクタイの色に表れていました。絶好調だった頃は黄のネクタイで登場、しかしムネオハウスの疑惑(2002年)で立場が危うくなると茶のネクタイが目につくようになり、涙の自民党離党会見では紫系のネクタイをしていました。黄は希望に満ちた心境の時、茶色は安定を求める時に選びやすく、紫は強いストレスを感じる時に選ぶ色です。無意識に選ぶ場合、色は今の自分の状態を表しています」
 その日に限って「この色が着たい」と思うなら、「その色はきっと心身を良い状態に導きます」と南氏。
「人を元気にするのは、自分の心が求める色といえます。また基本的に、自分の好きな色からは"元気"を得ることが多いでしょう」
 服の色は心や体の内側を映す鏡というわけだが、もう一歩進んで"意識的"に色を選んでいくと、その時に悩んでいるメンタルのありようを改善できる可能性がある。心の状態の「目的別」に、選ぶといい色のポイントを左の表に挙げた。
 洋服だけでなく、ネクタイや時計のバンド、バッグなどに取り入れると効果が期待できる。人の目に触れることに抵抗があるなら、下着の色を変えるだけでもいいという。
 色が心身に影響を及ぼすのは、洋服など身につけるものだけではない。
『体を悪くする やってはいけない食べ方』(青春出版社)などの著書があり、健康検定協会理事長で管理栄養士の望月理恵子氏が説明する。
「食べ物の色として、一般的においしそうに見せるのは暖色系。それは、赤やオレンジが肉や熟した果実を、黄色が卵や緑黄色野菜を連想させて、胃腸の働きを活発にするからです。青色は毒を連想させるため、食欲を減退させます」
 もちろん、食べ物に含まれる栄養素そのものにも、心を元気にしたり、静めたりする作用がある。
 今回は「色」の働きに加え、「食」が持つ効能を上手に組み合わせることでメンタルをコントロールする方法を紹介しよう。イライラする、やる気が出ない、疲れがピーク......そんな今の季節に多い不調に合わせて役立てたい。

 ◇イライラに「赤色」「カレー」はNG

 ストレスがたまってイライラする時は、どんな色を選ぶといいだろうか。

 服などとして身につけるのに注意が必要なのは、赤。赤は「闘争ホルモン」ともいわれる神経伝達物質アドレナリンの分泌を促し、沈みがちな気分を高揚させて積極性を高める作用がある半面、イライラをエスカレートさせる恐れがある。
「赤は脳の興奮レベルを上げ、筋肉の緊張を強めるため、心を奮い立たせてくれたり、体に活力を与えてくれますが、心理的には攻撃的、挑戦的にさせる性質があるんです。一方で、スポーツで勝利したい時には向いている色ですね。実際にユニホームを赤にすると勝率が上がるという報告があります。ビジネスでの交渉やプレゼンなどの場面で身につけても、相手に力強い印象と威圧感を与え、物事を有利に進められるでしょう」(南氏)
 大まかに赤、オレンジ、黄などの暖色系は、活動時に優位となる交感神経を刺激する。一方、青系は沈静色系という性質を持つ。そのため青は興奮した気持ちを静め、精神を安定させたい時にお勧めだ。ピンクも攻撃性を抑え、相手の立場に立って物事を考えられる柔軟性を生み出すという。
 イライラを抑えたい時に取りたい食べ物もある。
「脳神経を安定させる働きがあるギャバが豊富な食べ物です」と望月氏。
「トマトや発芽玄米、ヨーグルト、納豆などの発酵食品が代表的ですね。ホットのギャバロン茶も、消化管を温め、リラックスの働きがある副交感神経を刺激するため心が落ち着きます。イライラしている時はカレーのような辛いものが食べたくなるのですが、スパイスが交感神経を活性化させてしまうので避けましょう」
 裏を返すと、気分が落ち込んでいる時はカレーやキムチ料理などを食べると、交感神経が刺激されて元気が出やすいということだ。

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