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「生理用品のイノベーション」か 米でナプキン一体型パンツ登場

2017年12月24日号

 米国で生理用品の進化版が生まれた。ナプキンやタンポンなしで生理の日々を過ごせる生理用ショーツ「THINX(シンクス)」だ。海外ではじわじわと利用者が増えているという。
 シンクスは、水分の吸収とムレ防止、防菌、吸収性、漏れ防止の四つの機能を備えた素材を使用し、経血を吸収するショーツ。いわばナプキンとショーツが一体型になった商品なのだ。
 ヒップハンガータイプからTバックタイプまで形別、素材別に9種類あり、タンポン半分から2本分の経血を吸収できる。特殊な素材を使っているとはいえ、厚みがあるわけではなく、はき心地もサラサラで通常のショーツと変わりない。女性にとって不快で面倒なナプキンやタンポンの交換をせずに、一日を過ごせるスグレモノといえる。使用後は洗って再使用できる。
 月経をタブー視する社会の風潮が、生理用品メーカーの企業活動に影響を及ぼしてきた面は否定できない。だが最近は少しずつ、これに切り込む企業が増えつつある。例えば英国の生理用品メーカーは、CMでナプキンに垂らす液体を従来の青色から赤色に切り替え、大きな反響を呼んだ。
 シンクスのみならず、「生理用品のイノベーション」も徐々に進んでいる。欧米では新しい生理用品が次々と生み出されている。性的嫌がらせを告発するうねりが世界中で起きるなど、女性が声を上げるようになってきたことと軌を一にして、タブーを恐れずに商品開発に取り組む企業が増えているのだ。
 シンクスは日本では未発売。米通販大手のアマゾンで並行輸入品を購入でき、価格は4980円(写真)。繰り返し使用できるとはいえ、コストパフォーマンスを考えると、ちょっとお高い。この分野の研究が進み、もっと安価で快適に生理の日々を過ごせる商品が登場してくれることを女性としては願ってやまない。
(花谷美枝)

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