健康の原点は歯にあり!
50代からの正しい歯科医選び 80歳で20本以上の歯を目指す!
今やコンビニは全国に約5万5000店舗もある。それより多いのが歯科医院で、全国に約7万。とはいえ、どの店でもほぼ均質のサービスが受けられるコンビニとは違って、歯科医選びは簡単ではない―。歯も衰え始める50代からの歯科医選びを考える。
ドクターショッピングという言葉をご存じだろうか。主婦がより安くて良い商品を探し求めてスーパーマーケットをハシゴするように、患者が優れた医師を求めて病院を転々とすることだ。
そういった患者は歯科医院にもいるが、どうやら賢い行動とは言い難いらしい。
「結局、かかりつけの歯科医をつくるほうが、歯の治療費はトータル的には安く済み、得だと思います」と話すのは、小豆沢(あずさわ)歯科(東京都板橋区)所長の矢野正明歯科医師である。
矢野氏は「『保険でよい歯を』東京連絡会」の世話人代表でもあり、なるべく患者に経済的負担をかけず、それでいて良い診療を目指してきた。
矢野氏は、50代になったら歯の異変を感じる前に歯科医院に通うべきだと説く。それが賢明な行動であるそうだ。
「歯周病の増える50代以降は、少なくとも半年に1回、できれば3カ月に1回、歯科医院に通うようにしていただきたい」(同)
ほかの病気と同じく、歯の場合も一番大切なのは予防だというのだ。防ぎたい歯科疾患のひとつが歯周病である。中高年の8割以上が罹(かか)るといわれ、虫歯(う蝕)と並び、代表的な歯科疾患だ。
「8020(はちまるにいまる)推進財団」の調査によると、55歳以上の日本人が歯を失う原因の50%以上が歯周病。虫歯より侮られがちだが、怖い疾患なのだ。ちなみに同財団は、厚生労働省や日本歯科医師会が提唱する「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動を啓発するために設立された団体である。
歯周病とは、歯茎(歯肉)や歯槽骨などの組織が、細菌によって炎症を起こし、破壊されてしまう感染症の一種。糖尿病などと同じ生活習慣病で、その影響は全身におよびかねないというから、やはり軽く考えるべきではない。
たとえば、最近の研究では、歯周病菌が血管内に入ると、動脈硬化が進行してしまうことが分かっている。つまり、歯周病が脳卒中や心臓病などの循環器系疾患を引き起こす一因となりかねないのだ。
高齢者の場合、歯周病が直接の死因と結びつくことすらある。歯周病菌が混じった唾液や食物が肺の中に入り込むと、誤嚥(ごえん)性肺炎を起こしやすいのだ。肺炎は日本人の死亡原因の第3位だが、それは歯周病と無縁ではない。
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