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「9・22新型アイフォーン発売 買い替えで途上国にしわ寄せ?

2017年9月24日号

 米アップルは9月12日(日本時間13日未明)、新型スマートフォン「アイフォーン8」(仮称)を発表する見通しだ。
 漏れ伝わってくる情報によれば、新型機はディスプレーに有機EL(エレクトロルミネッセンス)を採用したり、非接触(ワイヤレス)充電機能や顔認証システムを導入したりするなどデザインや機能が一新されるという。「フルモデルチェンジに近い」(ITジャーナリスト)内容となりそうだ。例年、発表翌週の金曜日に店頭で売り出されることから、日本での発売開始は9月22日が有力だ。
 アイフォーンユーザーのお祭り騒ぎが予想される一方で、心配事もある。環境問題だ。ハイテク製品の環境影響を研究してきた愛知学院大学の吉田文和教授がこう指摘する。
「新機種が発売されると、今使っている機種から買い替えるユーザーも当然出てきます。日本人のスマホの買い替え期間は約1年半と短い。廃棄量は確実に増えるでしょう」
 吉田氏が特に懸念するのは、途上国への流出だ。スマホやパソコン、テレビをはじめ、先進国で再利用する目的で回収された中古の電子製品廃棄物の約4分の1が中国やインド、パキスタン、ベトナムなどの途上国に輸出され、不適切な処理によって環境汚染や健康問題を引き起こすケースがあるという。
「使用済み機器から金や銀などの貴金属を回収するため、野焼きや強酸で違法に処理する業者も報告されています。有害廃棄物の輸出入に関する国際規制には強制力や管理の面で課題があり、スマホのリサイクルは各国任せなのが実情です。業界側も自発的にリサイクルに取り組んでいますが、適正に回収・処理する枠組みが必要です」(吉田氏)
 アイフォーンは今や世界で年2億台前後が販売されるといわれる。今年は初代アイフォーンから10周年。そろそろスマホのリサイクルに本気で取り組むべき時だ。
(池田正史)

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