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「魔性のハーブ」パクチーブーム 栽培キットで「農園主」になろう

2017年6月11日号

 よくカメムシの臭いにたとえられる。「臭虫」「屁こき虫」と俗称される虫だ。嗅いだことのない人でも、悪臭であることは想像に難くないだろう。にもかかわらず、虜(とりこ)になる人が多い。ここ数年はブームといっても過言ではない。パクチーのことだ。
 40年ほど前に、台湾料理店で使われ始めたのが、日本で知られるきっかけだろう。「香菜(シャンツァイ)」と中国語で呼ばれていた。麺類やシジミの醤油(しょうゆ)漬けに添えられており、当時から好悪が真っ二つに分かれた。香菜"追加派"と"抜き派"は決して相いれなかった。
 1980年代にエスニックフードに注目が集まり、中でも激辛で人気のタイ料理に多用されることで、一気に関心が高まった。そしてタイ語の「パクチー」が一般的になっていく。だからといって万人に受け入れられたわけではない。それは今も変わらない。ウェブの「@niftyニュース」は5月12日付で「嫌い・大嫌い!」は約47%、「大好き!・まあまあ好き」は約16%とアンケート結果を報じている。
 これだけ偏っているのに、従来のスープ、ラーメン、カレーに加えて、昨年は限定販売のパクチー味ポテトチップスが即完売になり、専門料理書の出版が相次ぎ、チューブ入りが発売され、今年に入っても「かき揚げ風スナック」「おかき」「ポップコーン」等々が次々に登場している。不思議な人気者だ。
 自分で育てる人も増えているようで、栽培キットの種類も数多い。「デリッシュガーデン」シリーズの中でも、最近は特に人気が高いという。オシャレなブリキのケースに培養土のポットと種がセットになっており、すぐにミニ農園主になれる。
 種を蒔(ま)いた後の手間は、土の表面が乾かないように目配りし、間引きをするくらい。30~40日目くらいから収穫できる。今が春蒔きの最後の時期だ。夏には自家製パクチーを楽しめる。
(小出和明)

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