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1体60万円でも年400体売れる リアルさ追求した「ラブドール」

2017年6月11日号

 男性向けの等身大女性型人形、ダッチワイフ。現在は精巧な作りのそれに進化し、「ラブドール」と呼ばれるようになった。その老舗にして最大手のオリエント工業(本社、東京都台東区)が創業40周年を迎え、都内で記念展「今と昔の愛人形」を開催している。
 会場では1982年発売の第2号製品「面影」から新作まで、歴代のラブドール数体を展示。人形の頭部を仕上げるメイクアップの工程を解説したコーナーでは、制作の裏側を紹介。ラブドールを間近に見ることができる貴重な機会とあって、1人で来場する女性も多い。
 オリエント工業は1977年創業。当時のダッチワイフの主流はビニール製の空気で膨らませるタイプ。耐久性が低く、"実用性"に乏しかった。その改良に乗り出したのが同社だ。
 試行錯誤を経た現在の主流はシリコン製で、触れてみるとしっとりとしている。シリコンの厚みを調節することで、「手の甲は硬め、太ももは軟らかめ」といった具合にリアルな感触を再現している。ゲルを入れてボリュームをもたせた乳房は、軟らかさの中に程よい弾力がある。
「触った感じは限りなく人間に近い」(会場を訪れた50代男性)
 売れ筋は日本人女性の平均身長を想定して作られた「アンジェ」。価格は1体60万円台後半から80万円ほど(オプション・税込み)。決してお安くはないが、毛量やカラーを選べるアンダーヘアの植毛や、指の関節を動かせるオプションもあり、好みを反映した一体を作ることができる。
「創業当時より目指していたのは、常にかたわらに寄り添って心を和ませてくれるような、『心の安らぎ』を得られる女性像の開発でした」(同展ホームページより)
 ラブドールの年間の販売数は約400体。"ユーザー"の年齢層は幅広く、海外からも注文が入るという。これは「元祖クールジャパン」というべきか。
(花谷美枝)

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