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ボタン一つで簡単に外国語会話 ウエアラブル翻訳機ついに登場

2017年5月21日号

 写真は、今年1月に発表された"ウエアラブル=身に着けられる"翻訳機だ。スマホよりさらにコンパクトで、使い方も実に簡単。上部のボタンを押しながら、訳してほしいフレーズをしゃべるだけだ。言葉の切れ目でボタンを放すと、ほぼ同時に訳された音声が流れる。その素早さと正確さに驚く。
 ここ数年、音声認識に関するIT技術の進歩は目覚ましく、スマホに搭載された機能だけでも、精度の高さは実感できる。翻訳アプリも多数登場しており、十分実用に足るものも少なくない。しかしネット接続が前提だったり、ネット要らずだと辞書データの準備が必要だったりと、機動性はいま一つだった。
 ところが本機「ili(イリー)」はネットも何の準備も要らず、スイッチを入れた瞬間に使い始めることが可能。まさに服を"身に着ける"ような自然さだ。「進歩した音声認識技術を最大限に生かす、仕様コンセプトの成果です」と語るのは開発元の「ログバー」最高経営責任者(CEO)、吉田卓郎さん。旅行用に特化し、その分野の会話に絞り込んだ辞書作りを目指した。
「中国語なら"想像の台湾旅行"ミーティングを行い、言葉を選びました。プロトタイプ完成後は実際に使ってもらって、現場のデータをフィードバックする。これが役に立ちましたね」
 実際、旅先で使うのは「どこ?」「何?」など、多くが質問文。日英機能の本機で思いつくままに試してみると、的確な訳文が発せられた。質問が通じれば、答えは指さしや身振りで理解できることが多い。旅の楽しさと効率が確実にアップする。
「日・英・韓国語は開発済みです。今後はタイ語とスペイン語を皮切りに、欧州圏の言葉にも広げていきたいですね」
 公式サイトでは、実際の使用例が見られる。現在は法人向けレンタルのみ。年内に検討している一般ユーザー向け展開が待ち遠しい。
(小出和明)

ili=(http://iamili.com/ja/)

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