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いつもの日本酒をパーティーの定番カクテルに変える1カップ

2017年3月12日号

 昨年公開されたドキュメンタリー映画「カンパイ! 世界が恋する日本酒」は、発見に満ちた一本だった。国内での日本酒離れが懸念されて久しいが、ここでは日本酒に魅了された英国人の杜氏(とうじ)と米国人の普及活動家を通して、世界中でファンを増やしている様子が描かれる。
 並行して岩手の老舗酒造5代目、福島で被災し山形に移って酒造りを続ける蔵元という、東日本大震災に挫(くじ)けない2人の若き造り手の姿を追う。やがてそれらが交差して、日本酒の未来を明るく照らし出した。日本酒好きでなくても、興味深く観られる。そして、飲んでみたくなるに違いない。
 写真の「ぽんしゅグリア」も同様に、日本酒ファンの裾野を広げてくれそうな商品だ。ワンカップの容器に、ドライフルーツとはっか糖・甜菜(てんさい)糖を封入してある。ここに好みの日本酒を注ぎ、フタをしてシェークする。はっか糖が溶けて白く舞い、しばしはスノードームの趣だ。
 糖類が溶ければ、甘くてフルーティーな日本酒カクテルの出来上がり。すぐに飲めるが、1時間ほど冷蔵庫で冷やすことをオススメする。ドライフルーツが戻り、香りも高くなる。日本酒=「ぽんしゅ」と、スペインのカクテル「サングリア」の合体感が増す。
 開発したのは新潟県長岡市で「地域を食べる」をコンセプトに、地元と密着した商品を展開している「FARM8」。同商品でも国産の果物に、新潟銘菓のはっか糖を組み合せている。
 ゆず・もも・リンゴの3種類があり、各480円(税込み)。ソーダで割ってもおいしい。レモン果汁でほんのり酸味を加え、ゼラチンでゆるく固めると、大人のデザートになる。その際、レモン果汁が多すぎるとうまく固まらないので、ちょっと注意が必要だ。
 根っからの日本酒党も「邪道だ!」などと言わず、こんなふうに楽しみ方の幅を広げてみてはいかがだろう。
(小出和明)

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