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トランプ大統領のウラをかく資産大防衛

2017年2月 5日号

トランプ大統領のウラをかく資産大防衛世界が変わる! 「経済」「相場」はこう動く!

 大統領就任演説に臨んだドナルド・トランプ氏は1月20日、「アメリカ・ファースト(米国第一)」を打ち出し、世界に向けて新時代の到来を強烈に宣言した。過激な言動で不安を持たれる新大統領は、世界をどう変え、日本経済にはどんな影響を及ぼすのか。

 ワシントンの米連邦議事堂前に設けられた演壇にトランプ氏は進んだ。数メートル脇に座るカーター、クリントン、ブッシュ、オバマの歴代大統領らに感謝を述べ、ひとまず穏当に演説を始めたかのように見えた。
 しかし、時同じくしてニューヨーク証券取引所の株式取引場では、異変が生じていた。ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価は演説が始まってから僅か5分後には19ドル下がり、10分後には38ドル、演説を締めくくった30分後には43ドル下げたのだ(結局、1月20日終値は前日比94ドル高だった)。
 市場参加者は、悪い予感がしたのだろうか。事実、トランプ氏からほとばしる言葉は、全米から駆け付けた何十万人ものトランプ支持者たちが待ち望んでいた内容そのものだった。
「錆(さ)びついた工場が墓石のように我が国土のあちこちに林立する」「何十年にわたり我々は外国の産業を強化しながら、米国の産業を犠牲にしてきた」「一つ一つ工場はシャッターを下ろし、海の向こうに去った」と現状分析し、新方針をこう打ち出した。
「この瞬間からアメリカ・ファーストになる。あらゆる決定、つまり貿易、税制、移民、外交に関することは、米国の労働者と米国の家族にとって利益になるためにする」
 徐々に熱を帯び、いつもの敵対的な調子が出てきた。トランプ政権のルールは「米国製品を買え、米国人を雇え」の二つだけで単純だと言い、「イスラム過激派のテロを地球上から根絶」し、「政治家で議論ばかりして何も行動せず、文句ばかり言う者はこれ以上、許さない」といった具合だ。世界平和や人権にはほとんど触れなかった。
 約30分の演説が終わると、CNNテレビに登場した政治記者らは口々に「過去の就任演説にない過激発言」「メディアへの攻撃がなかったのがせめての救い」などと驚いた様子で語った。一致した意見は「選挙運動中の発言と驚くほど同じ」。トランプ氏は今までの発言内容をそのまま実施に移す、と全世界に念押ししたのだ。

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