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自動車部品メーカーが開発した手軽で便利な「立ち乗り三輪車」

2017年1月29日号

 東京都渋谷区の神宮前といえばファッションストリートの表参道と青山通り、少し渋めの店が並ぶ外苑西通りに囲まれた、おしゃれなエリア。さまざまなタイプのカフェやギャラリー、レストランや雑貨店が集まる。
 それでいて大通りからは離れているので車も少なく、若者だけでなく大人も楽しめる散歩コースだ。その一角に、写真のような乗り物が展示されたショーウインドーがある。異彩を放ちながらも、浮き上がることなく馴染(なじ)んでいるのは、この街ならではだろう。
 この乗り物、「ウォーキングバイシクル」(29万円・税別)という。立ち乗りする三輪車で、スポーツジムにあるステップマシンのように、ペダルを交互に踏み込んで車輪を回す。"その場歩き"をしているのに移動するという、不思議な乗り心地が愉快だ。
 開発したのは、自動車部品メーカーの老舗・片山工業。発想の原点は「いつまでも自分の足で歩きたい!」という思いだ。そこから本業の自動車の対極にある自転車の、新たな形が生まれた。
 高齢者にとって自転車は、たしかに手軽で便利な乗り物だ。しかし、転倒のリスクもまた大きい。三輪車もあるが、「年寄りくさい」「カッコ悪い」と敬遠する人も少なくないという。「ウォーキングバイシクル」は、こうしたイメージを払拭(ふっしょく)しつつ、結果的には若い層にもアピールするユニークな乗り物に仕上がった。道路交通法に則(のっと)って、普通に公道を走ることができる。
 乗り始めは、ほんの少しだけ違和感がある。方向変換に重心移動を使う、自転車の感覚が働くせいだろう。だが直立してのハンドル操作にはすぐ慣れる。そうなると俄然(がぜん)、楽しくなってくる。電動アシスト付きなので、よほど急な坂でない限り、快適に上れる。
 公式サイトでは動画で「着物でも乗りやすい」といった使用例が紹介されており、興味深い。乗ってみたくなること請け合いだ。
(小出和明)

公式サイト=http://wbc-network.com/

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