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丸わかり!「油」のヒミツ

2017年1月22日号

丸わかり!「油」のヒミツおいしい、楽しい、健康に良い

「油」はダイエットや健康維持の敵と敬遠されがちだが、体に不可欠な成分も含まれる。さまざまな油が持つ有効成分や活用法を、最近注目の「オメガ3」「トランス脂肪酸」といったキーワードの解説も交えて紹介しよう。

 油は脂質として三大栄養素の一つに挙げられる。1日の摂取量は大さじ4杯程度、総エネルギーの約20%が理想とされるが、中高年になると美容や健康のためにできるだけ取らない方がいいと考えがちだ。しかし、上手に取れば、これほど手軽に体を整えるのに役立つものはないという。医療法人社団IHL理事長で、脂質学、病気予防研究の第一人者である板倉弘重さんに話を聞いた。
「誤解されている人が多いようですが、高齢になるほど、いい油をきちんと取ることが大事になってきます。また、植物性の油は体に良く、動物性のものは健康を害するという説もありますが、これも一概にはいえません。それぞれ個別に判断する必要があります」
 長年にわたり動脈硬化の研究を続けている板倉さんは、油の取り方が健康状態を大きく左右するという。
「特に油脂と認知症とは深い関わりがあります。私たちの脳は、成分の約60%が油でできている"油の器官"だからです。新鮮で良質な油を取ることで神経細胞が生き生きと強くなり、ボケない脳を作ることができます。逆に悪い油は神経細胞を殺し、脳を萎縮させてしまう。ボケてしまうかどうかは口から入れる油次第といっても過言ではありません」(板倉さん)
 大切なのは、油について知り、良い油を選ぶことだ。

 ◇「飽和」と「不飽和」 主成分「脂肪酸」を知る

 なたね油、ごま油、オリーブオイルなど一般家庭に普及しているものに加え、最近ではえごま油、亜麻仁油、ココナツ油といった種類も注目され、選択肢は増えるばかり。そこで、それぞれの油には、味わいや成分にどういった違いがあるのかを教えてもらいに、創業明治3年、東京・浅草橋の金田油店へ足を運んだ。店の棚にはアボカドオイルやヘーゼルナッツオイル、唐辛子の種から搾った油まで、実にさまざまな商品が並んでいる。店長の青木絵麻さんが話す。
「3年ほど前にテレビでえごま油が認知症に効果があると取り上げられ、中高年男性のお客さんも来てくれるようになりました。みなさん、種類の多さに驚き、何を買うのか悩まれますが、特定の油だけ取っていればOKというわけではありません。外食と自炊のバランスや食の好みなどを考えた上で、1、2種類新しい油を取り入れてみるというのがお勧めです」
 最初の1本を選ぶのに大きな手掛かりとなるのが、主成分だ。飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸、大きく2種類に分けられる。

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