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ニッポンのソウルフード味噌汁 新発想「ポタージュ風」で復権へ

2016年11月13日号

本誌の読者の多くは、自宅であれ外食であれ、かなりの頻度で味噌(みそ)汁を飲むのではないだろうか。そして自分が日常飲んでいるから、相変わらず味噌汁は和食の大定番だと思っていることだろう。
 しかし実情は違うらしい。全国味噌工業協同組合連合会発表のデータによると、1968年には1人あたり7・7キロだった味噌の年間平均供給量が、2007年には半分以下の3・8キロまで落ち込んでいるという。どうやら味噌汁の地位は下落の一途をたどっているようだ。
 そんな現状を憂い、「味噌汁を飲む文化を100年先まで残したい」と立ち上げられたのが「MISO POTA KYOTO」というプロジェクトだ。健康的なライフスタイルを提案する「素直な力株式会社」が、今年の3月から運営している。
 味噌汁が衰退した原因は、日常食の西洋化や簡略化、孤食の増加などが考えられる。そこでご飯にもパンにも合う味わいを探求した。それが具材の旨(うま)みと味噌の風味を融(と)け合わせた、ポタージュ風のスタイルだ。
 店舗は現在、京都に2店。写真のようにカップ(中480円税別~)で供し、湯葉、くるみなど10数種類のトッピング(プラス30円税別で3種類まで)が選べる。サイドメニューは玄米トースト、米粉クロワッサン、ご飯を入れたリゾット風の「お汁漬け」など。
 通信販売のパッケージも1人前ずつ。一人暮らしでも手軽に、いつでも食べられる孤食対応だ。初めてなら、いろいろな種類が試せて送料無料(1人一回限り)の"お試しセット"がいいだろう。
 豆腐、しじみ、ほうれん草&かぶなど、お馴染(なじ)みの具の他にトマト&パプリカ、ビーツなど洋野菜メニューも並ぶ。どれも見た目はポタージュながら、確かに味噌の風味が感じられて深みがある。これからの季節、ことに嬉(うれ)しく思える1杯だ。
(小出和明)

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