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医師、栄養士、薬剤師が勧める 効く! サプリメント

2016年9月18日号

「クスリ不信」時代の処方箋医師、栄養士、薬剤師が勧める 効く! サプリメント

 ◇要注意! 医薬品との「危ない飲み合わせ」リスト付き

 病院や薬局に行かずとも、いつでも手軽に購入できるサプリメント。「健康に良さそうだから」と目的を考えずにイメージだけで商品を選んでいる人もいるだろう。今の健康を維持するためには、何をどう選べばいいか。賢いサプリメントの使い方を専門家に聞いた。

 サプリメント(サプリ)は「食品」の扱いだ。健康補助食品などともいう。国が科学的な根拠と効果を認めた「薬(医薬品)」とは違うことをまず頭に入れておこう。そのため、薬のような表示ができないという規制がある。パッケージに飲む時間などの「用法」を記載せず、「1日に◯粒程度」といった表現が多い。
「食品だからたくさん飲んでも大丈夫」「飲めば飲むほど効く」ととらえる人がいるが、特定の成分を凝縮したサプリメントは多量摂取により、かえって体に害を及ぼすことがある。また、薬との併用にも注意したい。詳しくは後述する。
 一方で「薬とは違う」からこそ良い面もある。「病気と診断される状態の前に、体をサポートできる」という点だ。管理栄養士である名古屋経済大の早川麻理子准教授が解説する。
「サプリを摂取する目的は大きく分けて二つです。一つは、日々必要な栄養素が不足している人が、それを補うために飲む。血液検査で異常がなくても、今の食生活の乱れが未来の健康を損なう可能性がある。人体は水と酸素と栄養素でできている。栄養になる食べ物は体に直接影響しているのです。例えば親が倒れて介護をする時に、菓子パン生活が続いたとします。一時的な無理に対して、体はなんとか健康を維持しようとする仕組みが備わっていますが、栄養素が足りない状態が続けば細胞や臓器に負担がかかる。炭水化物主体の食事が続く時はマルチビタミン&ミネラルを、出張などで魚を食べにくい時にはオメガ3系のサプリを飲むなど、うまく使えば、応急処置として体の健康をサポートできるのです」
 もう一つの目的は、現在の生活は安定していて必要な栄養素も取れているが、この状態を保ちたい、もしくは何か自分の体に「良いこと」をプラスしてあげたいというものだ。アンチエイジングも含まれる。
 早川准教授は自身が請け負うMIWA内科胃腸科CLINIC(岐阜市)の栄養外来で、患者に食事の内容や病歴などを詳しく聞き、その人の「目的」を設定。生活や好みに合った食べ方やサプリを提案する。残念ながら日本ではこのような、気軽に自分の栄養状態をチェックし、サプリの使い方を相談できる施設が少ない。米国では治療費が高額のため病気予防の意識が高く、街に薬局のような形で存在するという。
「何を目的にサプリを服用するのか、よく考えてほしい」と早川准教授は強調する。今の自分にサプリが必要かどうかを考えることも、生活習慣の見直しにつながるだろう。

 ◇野菜不足の生活応援にはマルチビタミン&ミネラル

 朝はパン、昼は丼もの、夜はおにぎりなど――そんな炭水化物に偏った食生活を送っていないだろうか。
 主食(炭水化物)と、肉や魚、卵などのたんぱく質ぐらいしか食べていない人は「マルチビタミン&ミネラル」のサプリで野菜不足を補うのも一案だ。

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