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海辺の景色に溶け込む"個性" "灯台女子"が手作りする冊子

2016年9月11日号

 写真は「灯台」を愛してやまない女性編集者、不動まゆうさんが発行人・編集長を務める季刊のフリーマガジン『灯台どうだい?』最新号。2014年2月11日の創刊以来、今号で11号目となる。
「友人への暑中見舞いハガキの片隅に海のイラストでもと思って、まず水平線を描いた。空にカモメを飛ばせて、さてほかには......と思いついたのが灯台。参考にネットで画像を見ているうちに、その形や色、立地の多様さに引き込まれていった」
 とは、不動さんの創刊号での巻頭言。本誌を眺めていると、まさにそのとおり。細い円錐(えんすい)形のてっぺんに光源、そのぐるりをテラスが取り囲んでいる......という大ざっぱな灯台のイメージは、潮風に吹き飛ばされていく。
 この号で灯台の取材デビューを果たした編集アシスタントの「はらちゃん」こと原亜緒衣さんも、急峻(きゆうしゆん)な崖の上に建つ三重県志摩市の安乗埼(あのりさき)灯台を制覇した達成感にハマッたようで、以来、不動さんと二人三脚を続けている。
 最新号の特集は「憧れの孤島灯台」。静岡県下田市の神子元島(みこもとしま)灯台、福岡県北九州市の白州灯台、大分県佐伯市の水ノ子島灯台を取り上げ、沖の小島に建つ灯台の魅力を掘り下げている。「上陸して知ったマニアックなこと」など、記事の視点からも、深い灯台愛が感じられる。
「冊子作りはド素人」という不動さんだが、どうしてどうして、写真の見事さにまず感心させられる。誌面構成も読みやすいうえに、女性らしい可愛らしさがちりばめられていて魅力的だ。
「最近訪れた丹後半島の経ヶ岬灯台も素晴らしかった。第一等レンズという、日本最大級のレンズが入ってるんです。遮蔽(しやへい)板が外されていてレンズが鑑賞しやすい。宝石のような輝きでした」(不動さん)
 と、ご本人の目も輝く。灯台にまつわる秘話を聞いていると、灯台巡りの旅に出かけたくなる。
(小出和明)

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