満月雑記帳番外編
中野翠が愛する「銀座のランチ」 リーズナブルなお値段、やすらぐインテリア―この二点が決め手
週に一度、妹(二歳下、主婦)に手伝いに来てもらっている。
わずかな給金を払って、私の苦手な経理関係の仕事をおもに担当してもらっている。私はお金のことを考えたり帳簿をつけたりというのが異常なまでに苦手なのだが、妹は私とほぼ正反対の性格で、そういうことが苦にならない。几帳面で、こまかいことによく気がつく。納税時期など税理士との会話は、税理士と妹、その二人の間で進行してゆく。私は何が何やら。そばでポカンとして眺めているだけだ。
もう二十数年前からそういう関係が続いている。いつしか、ランチを共にするのが、週に一度のお楽しみになった。もちろん私のオゴリという形で。
一番近い繁華街は銀座なので、雑誌やテレビの情報を参考にしながらも、あんまり高価な店は妹が遠慮するので、自然と、二人あわせて五千円以内ですむランチ―ということになった。
名の通ったお店でもランチタイム・サービスをしているところもある。夜ふかし朝寝坊の私は、おうおうにしてランチタイムに間に合わなかったりして口惜しい思いをするのだけれど......。
以下、私と妹にとってゆきつけとなった銀座近辺のお店について書かせてもらうことにします。グーッと絞って十軒。私は好き嫌いが激しい(魚とウドンが苦手)うえに、自分の舌にはあんまり自信がないのだけれど、妹の舌は信じられると思うので。
◇岡半
銀座七丁目、並木通りの資生堂本社(銀座通りの資生堂ビルとは別)の前にある金田中ビルの八階。
ここのランチタイム・サービス(11・30~14・00 ただし13・30までに入店しないとダメ)で出る薄焼ランチ。断然おすすめします。
目の前の鉄板で焼かれた和牛リブロースを二種のタレでいただく。ごはんもおみおつけもおいしく、さすが老舗の名店と思う。これで1550円(税込)というのがうれしい。
店内のインテリアも洗練されていて、でも決して気取っていなくて、ゆったりとくつろげる。月に一度は行きたいと思いつつ、はい、寝坊の私は、一時半というタイムリミットに、おうおうにして、ほんの数分だが間に合わず、口惜しい思いをするのだった。
(中央区銀座7―6―16 電話03―3571―1417)
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