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バーチャルリアリティーが紡ぐ体験不可能な現実と夢の世界へ

2016年6月26日号

 この10年ほどで、「バーチャルリアリティー」という言葉も、身の回りにすっかり定着した感がある。現実とはまったく異なる空間を、コンピューターが作った映像の世界に入り込んで体験する装置・環境のことだ。「仮想現実」という訳語が当てられる。
 とはいえ、一般的にはSF映画で目にするくらいだろう。一時期、住宅の間取りや雰囲気を紹介するために利用されたが、イベント的要素が強く、普及には至らなかった。
 この4月、東京・お台場にオープンした「VR ZONE」は、そんな最先端技術を身近に体験できる施設だ。
 決して広くない場内には、スポーツジムのランニングマシンや筋トレマシン風の機械、屋台のようなブースなどが並ぶ。しかし、それらの中にはド迫力のスキー滑降が味わえる大雪渓や巨大ロボットで空中戦を展開する大空、超リアルなお化け屋敷といった"空間"が広がっているのだ。
 体験者は特殊なゴーグルとヘッドホン、センサーなどを装着してスキー板の上に立ち、操縦席に座り、仮想世界に迷い込む。視界は360度。手を伸ばせば触れられそうなリアルさだ。ブリザードが吹き荒れ、ミサイルが炸裂(さくれつ)し、ゾンビが襲いかかってくる。
 お化け屋敷からは女性のみならず、男性の派手な悲鳴も響く。超高層ビル上の渡し板=写真=では、脚がすくんでしまうスリルが味わえる。どれも所要時間は7分前後だが、あまりの濃密な現実感に心底、圧倒される。
 体験申し込みは公式サイトから。日時指定で1回80分。体験料は700~1000円。
 バンダイナムコエンターテインメントの「仮想現実による娯楽の未体験領域開拓のための研究施設」という位置付けなので、10月中旬までの期間限定となる。今回の研究成果を生かした、恒常的な施設のオープンを期待せずにはいられない。
(小出和明)

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