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思わず唸るレトロなトイデジ

2016年2月21日号
 デジタルカメラの普及が始まって20年余り。デジカメ写真が身近になる一方、旧来のフィルム写真は、クラシック機による高級趣味化と安価なトイカメラによる遊び感覚化の二極化が進んでいる。後者は特に若者の関心を集め、"お洒落(しやれ)な写真"と認識されているようだ。
 二極化とまではいかないが、この傾向はデジカメ界でも見られる。高級一眼レフ、中級ミラーレス機に交換レンズという組み合わせも人気があるが、数百円から数千円のトイデジカメで「気軽に撮る」というファンも少なくない。
 というわけで、トイデジカメのバリエーションは実に多彩だ。写真は中でも注目の1台。2013年末から欠品が続いていたが、"復活"を求めるファンの熱望に応え、昨年12月に再登場した。
 まず、二眼レフ機のようなレトロなデザインに惹(ひ)かれる。機能の異なるレンズを上下に備え、ファインダーは二眼レフ同様に本体上部のカバーを開いて覗(のぞ)き込む。見た目とともに、使い心地でもレトロ感覚が味わえる。
「二眼」の上は、景色を素直に写しとるノーマルレンズ。下は景色をミニチュア風にとらえるチルトレンズだ。左の写真はその作例。画面の周辺部がソフトにボケて、箱庭を覗き込んでいるような写真が撮れる。カラーだと、さらにミニチュア感が増す。
 自然なスタンダードのほか、鮮やかさを強調したビビッド、白黒、セピア、爽やかに青みがかるリフレッシングと全5種類のカラーモードを搭載し、レンズとの組み合わせで多彩な表現が楽しめる。これらの機能は動画撮影にも応用できる。画像フォーマットは一般的な「4:3」に加え、正方形の「1:1」も選べる。
 マットなラバー風手触りのボディーは黒と白の2色、希望小売価格は税込み1万6800円。トイカメラとしては高級品だが、若者に差をつけたいオジサンのプライドをくすぐる一台だ。
(小出和明)

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