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順位も記録もない「ファンラン」

2015年11月 1日号
 笹川スポーツ財団の調査に基づく「成人のジョギング・ランニング実施率の推移」によると、2014年時点で週1回以上走っている人は、推計550万人にも上る。
 ブームとも捉えられる、この現象の火付け役が東京マラソンだ。来年は節目の第10回を迎え、抽選倍率は過去最高の11・3倍だった。いよいよマラソンのシーズンイン。年間では、全国で約1400ものレースが開かれるという。
 こうしたイベントが盛り上がる一方で、記録や順位といった数字にとらわれない「ファンラン」志向のランナーも増えているという。自分の気分とペースに素直に従い、自由に走ることを楽しんでいる人たちだ。「ラントリップ」=写真=は、そんな人たちに情報を提供し、楽しみの輪を広げているウェブサイト。自身も箱根駅伝への出場経験を持つ大森英一郎さんが、今年7月に立ち上げた。
「サーファーがいい波を求めて旅をする"サーフトリップ"のように、ランナーがいい道を求めて旅をする......そんな意味合いを込めました。途中で歩いても、止まってもいい。どんなルートを走るかも自由です」(大森さん)
 サイトには、事前審査を受けたコースディレクターおすすめのランニングコースが登録されており、地域、路面タイプ、時間帯、起伏や信号機、街灯の多少など詳細な条件で検索できる。地域は国内だけでなく、香港や米国など海外もカバーする。
 各コースには解説文とルートマップ、周囲の写真が添付され、ランナーはデータとともに旅への期待とモチベーションも手に入れられる。
「サイトのコンセプトには多くの方から共感をいただいております。自分のオススメを投稿したいという希望もあり、そうした声にも応えていきたいと思います」(同)
 抽選も参加料も記録もない"走る旅"。ランニングの楽しみを広げてくれそうだ。
(小出和明)

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