くらし・健康詳細

News Navi
loading...

「なにこれちっちゃい!」極小恐竜の化石発見!

2015年7月19日号
 兵庫県丹波市にある約1億1000万年前(白亜紀前期)の地層から、新種の恐竜の卵殻(らんかく)化石が見つかった。恐竜の卵としては世界最小級。新種は「ニッポノウーリサス・ラモーサス」と命名された。ウーリサスはギリシャ語で「石の卵」、ラモーサスは「枝分かれ」という意味のラテン語で、殻の表面に枝の形のような筋模様があるのが特徴だ。
 同市では2006年、篠山川の川床で国内最大級の草食恐竜「丹波竜」の骨や歯の化石が見つかり、07年から精力的に恐竜化石の発掘が進められていた。今回、計5回の発掘による収集物を精査していたところ、発見された化石90点のうち70点が5種類の恐竜の卵の殻と判明、そのうち一種類が新種とわかった。新種の卵の殻の化石は8片あり、最大でも約7ミリ。
 新種は鶏卵より一回り大きく、約100グラムと推定される。中型犬程度の二本足で走り回る獣脚類恐竜に成長する。獣脚類恐竜の大多数は、よく知られる大型のティラノサウルスのように肉食。だが、中には植物食に変化していった種類もあり、5種類の恐竜の卵殻化石の中にも植物食の獣脚類恐竜のものが含まれる。
「兵庫県立人と自然の博物館」(三田市)の三枝春生(さえぐさはるお)主任研究員は「卵の破片が見つかったのだから、小さな恐竜が遠くない場所で産卵していたはず。一緒に発掘されたものと合わせて当時の環境を復元し、恐竜の生殖様式の解明に取り組みたい」と意気込む。
 ただし、「日本は地殻変動が激しく、化石は良好な状態で残りにくい。今回の発見はボランティアの人たちが一生懸命に発掘してくださったおかげ」(三枝研究員)とも。
 恐竜化石による町おこしは各地で進められているが、「丹波竜」に続く今回の発見によって、「国内最大級も世界最小級も恐竜化石なら丹波」とアピールできそう。夏休みを前に、太古の生命に思いをはせるのもいい。
(粟野仁雄)

政治・社会

くらし・健康

国際

スポーツ・芸能

対談

  • 艶もたけなわ

    橋本マナミ 女優

    2017年6月18日号

    阿木燿子の艶もたけなわ 157   かつて、"愛人にしたい女性ナンバーワン"のキャッ...

コラム