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レディー・ガガらセレブも避難 カリフォルニア山火事死者多数

2018年12月 2日号

 米カリフォルニア州がまたも大規模な山火事に襲われている。サンフランシスコの北方約150キロにあるパラダイス、ロサンゼルス近郊マリブの2カ所でほぼ同時に火災が発生、大きな被害が出ている。

 とりわけパラダイスでは、死者56人、行方不明者289人と伝えられる(11月15日現在)。火災による煙はサンフランシスコやバークレーなどの近郊都市に及び、人口2万7000人の"パラダイス"は地上からほぼ消滅した。
 一方で、死者3人を出したマリブ一帯の火災も悲劇的な被害をもたらしている。マリブは海と山に囲まれた風光明媚(めいび)な地として知られ、ハリウッド俳優らの邸宅も多い。数億円規模の邸宅を中心に、少なくとも177戸が焼けた。
 その中には若手人気歌手のマイリー・サイラス、ロック歌手ニール・ヤングも含まれる。自宅が焼失したサイラスは自分が無事であること、火災被害者のためのマリブ基金に50万ドルを寄付することなどをSNSを通じて発信した。
 自宅の焼失は免れたものの、避難を余儀なくされた人々の中には歌手レディー・ガガ、女優ジュリア・ロバーツやアリッサ・ミラノ、人気タレントのキム・カーダシアンらも含まれる。カーダシアンら数人のセレブは消防士を個人的に雇い、自宅と付近の消火活動に協力したと伝えられている。
 そんな中、トランプ大統領は「火災が多いのはカリフォルニア州の森林管理に問題がある」として連邦政府からの支援金を減額することを示唆した。これに対し、ニール・ヤングは「火災は森林管理の問題というより地球温暖化に原因がある」として「温暖化は嘘(うそ)」を主張する大統領を激しく非難した。
 今年の山火事被害は総額67億ドルに上るとの格付け会社ムーディーズの試算もあり、感謝祭休暇を前にした大規模災害の広がりに、人々の不安は募るばかりだ。
(土方細秩子)

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