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JFK暗殺事件「機密」解析進む それでも解けない「最後のナゾ」

2017年11月19日号

10月26日に公開されたジョン・F・ケネディ米大統領の暗殺(1963年)に関する膨大な機密文書。一部を除く約2800件、約500万ページに及ぶ新資料が開示され、米では急ピッチで解析作業が進む。
 新たな収穫として、多くの米メディアが「CIAがキューバのカストロ政権打倒のため懸賞金を出してまで計画を進めていた事実が裏付けられた」と指摘している。射殺される2カ月前となるリー・オズワルド容疑者のメキシコ訪問、その際の旧ソ連大使館との接触が事実確認された点もクローズアップされている。
 だが、公開文書が"尻切れ"になったものも多い。たとえば、オズワルド容疑者を射殺したジャック・ルビー容疑者が「(二人が)事件前に密談していた」との目撃証言について。文書公開により「信憑(しんぴょう)性なし」と結論付けていた事実は判明したが、その"続き"は封印されたままだ。
 問題は、75年に当時のフォード大統領の肝煎りで実現した暗殺事件に関する調査機関、ロックフェラー委員会の記録だ。ヘルムズ元CIA長官の査問で「オズワルドが、いかなる意味でもCIAのエージェントだったことがないのは事実か」との質問に長官がどう答えたのか、肝心の部分は公開されていない。
 また、拘束されたオズワルド容疑者の暗殺予告電話があった事実が新たに判明し、これにより連邦捜査局(FBI)が同容疑者の身柄の安全を徹底するようダラス警察に要請していたことから、FBIとCIAが反目し合っていた可能性も指摘されている。
 一方で、「トランプ大統領の『国家安全保障、外交に関わる』という公開延期の釈明が全て」という論調もある。暗殺事件の背後には、旧ソ連またはキューバの存在がちらつくが、CIAがそれを黙認していた可能性があるという。
 もはや底知れぬ「闇」ばかりが浮かんでくるようだ。
(土方細秩子)

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