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JFK暗殺「機密」全面公開断念 トランプ大統領翻意で全米落胆

2017年11月12日号

 米国現代史で最大の謎とされてきたジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件。やはりというべきか、最後まで非公開だった機密文書の全面公開が先送りされた。
 暗殺事件に関する資料はすでに大半が開示されているが、現在も数千件が"封印"され、今年が機密保持の期限だった。トランプ大統領が今回許可した機密文書は約2900件。残る文書の新たな期限は2018年4月26日となるが、今後、公開の可否が審査されることになった。
 事件を巡っては、これまでに「CIA(米中央情報局)による謀殺」「マフィアによる暗殺」「ジョンソン副大統領による陰謀」など、さまざまな説が取り沙汰(ざた)されてきた。逮捕2日後に元海兵隊員リー・オズワルド容疑者が射殺され、謎が深まったともいえる。
 トランプ大統領はCIAや連邦捜査局(FBI)などから開示の延期を要請されながらも「10月26日に開示に踏み切る」と発言、当日はメディアや歴史研究者などが開示の瞬間を待ち望んでいた。
 結局は同日夜になって大統領が「諜報機関などが、一部の情報については国家安全保障、外交などに影響があると主張し、開示延期を強く要請してきたため、国家の安全を第一としてやむなく助言に従うことにした」との声明を発表した。
 それでは、国家の安全保障に影響を及ぼす中身とは何なのか。一部専門家らは「残された資料は主にオズワルド容疑者の足取りに関するものだ」と指摘している。旧ソ連に渡り共産主義に傾倒したとされるオズワルド容疑者は、事件前にメキシコに渡り、キューバのカストロ政権とパイプを持とうとしていた可能性が浮上している。果たして暗殺はキューバや旧ソ連の意思とつながりがあったのか。
 たとえ資料が開示されてもオズワルド容疑者による単独犯説は覆らなかった――。米の多くの専門家はそう見ている。現代史の謎は結局、謎のまま残されることになるのだろうか。
(土方細秩子)

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