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クリーンなイメージが消える? オバマ前大統領は講演料40万ドル

2017年5月21日号

 清廉なイメージが強い米国のバラク・オバマ前大統領も、人の子だったか。
 今年1月の米大統領退任以来、公式の場に姿を見せていなかったオバマ氏が、4月24日にシカゴ市内で開かれた集会に参加した。シカゴといえば、オバマ氏が政治活動を始めた拠点であり、大統領在任中の書類や資料を保存・公開する「大統領図書館」がシカゴ大そばに建設される予定だ。
 シカゴ大での若者を前にした講演で、オバマ氏は「現在、ホワイトハウスを席巻しているのは『特殊な利益』を巡る議論だ」と、遠回しにトランプ政権を批判した。ただしトランプ大統領の名前は出さなかった。オバマ氏はさらに「自分にできる最も大事なことは、次世代の政治的リーダーを育て、彼らが独自のやり方で世界を変えるのをサポートすること」とも語った。
 と、ここまでは美談なのだが、この後、オバマ氏は債券取引仲介業キャンター・フィッツジェラルド社から講演料として40万ドル(約4500万円)を受け取るとのニュースが流れ、批判されている。というのも1年前、ヒラリー・クリントン氏が米金融大手ゴールドマン・サックスから講演料として20万ドル以上を受け取ったことに対し、オバマ氏はこれを皮肉るコメントを残していたからだ。
 40万ドルといえば大統領の1年分の年収に相当する。オバマ氏はクリーンなイメージが強かっただけに、「今後はクリントン型ビジネスマンになるのか?」と失望する声も聞かれる。さらにオバマ氏は現在回想録を執筆中で、これはミシェル夫人の回想録と合わせて6500万ドルという超大型契約だ。
「弱者の味方」というオバマ氏のイメージを守るためにも高額の契約をするべきではないとの批判がある一方で、「激務をこなした報奨金」とする擁護論もある。オバマ氏はまだ55歳、今後の政治活動のためにも、資金は必要なのかもしれない。
(土方細秩子)

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