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トランプ大統領の納税申告巡り 「タックスデー」全米で抗議デモ

2017年5月 7日号

 米国の確定申告の締め切り日(タックスデー)である4月15日、全米の約200カ所で「タックスデー・ラリー」と呼ばれる抗議デモが起きた。現在も納税申告書を開示していないドナルド・トランプ大統領に対する抗議が目的だ。トランプ氏は選挙中から「現在納税に関する監査を受けており、終了するまで申告書は公表しない」としていたが、今も開示する気配はない。
 そもそも大統領が就任時に納税申告書を開示するのは、1970年代のニクソン政権から始まった"伝統"。だがロシアとの関係や節税問題など疑惑が多いだけに、トランプ氏に開示を求める声は大きい。昨年10月の時点でCNNテレビが行った世論調査でも、共和党支持者を含む73%が「トランプ氏は納税申告書を開示すべき」と答えていた。
 そんな中で行われた抗議デモは、暴動寸前の騒動になったケースもあった。特に激しかったのが、以前にもトランプ氏を擁護する保守派の論客の講演がデモ参加者の暴徒化で中止になったカリフォルニア大バークレー校(カリフォルニア州)の地元だ。
 反トランプの"聖地"となったせいか、この日は全国からトランプ氏の支持者らが集結。支持者と抗議デモの参加者が衝突、少なくとも21人の逮捕者が出る騒ぎとなった。
 報道によると、両陣営は投石や催涙弾などで攻撃し合い、6人が病院に運ばれた。うち1人はナイフで刺されていたという。こうした事態を予測し、バークレー警察署は250人態勢で警備に当たっていた。デモ参加者によると「トランプ支持者の中には銃を携帯している者もいて、死者が出なかったのは警察の努力の結果」だという。
「米国よ立ち上がれ」というプラカードを掲げる支持者と、「我々の税金でゴルフ旅行をする大統領の納税申告書の開示を」と連呼する抗議デモ参加者。米国の分断がまたもや浮き彫りとなった。
(土方細秩子)

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