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中国が「ドローンタクシー」開発 中東ドバイで7月から実用化へ

2017年4月 9日号

 アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで今年7月から、小型無人機「ドローン」に人を乗せてタクシー代わりに飛行する。ドバイ道路交通庁がこのほど公表した。有人ドローンの運航が実現すれば、世界で初めてという。
 このドローン(重さ約250キログラム)は1人乗りで、体重100キログラム以下なら搭乗できる。運航距離は最大40~50キロ、時速は平均100キロ。機内にあるタッチパネルで目的地を入力すれば、地上のコマンドセンター(指揮所)を通じて自動操縦される。1人乗りの小型ヘリコプターと思えば分かりやすい。
 ドバイ当局が有人ドローンを導入するのは、昨年4月にムハンマド首長が打ち出したスマートシティー(先端技術によって電力の有効利用を図る都市)の建設に向けた自動運転普及計画の一環。ドバイは2030年までに、電車やバスなどの公共交通機関とタクシー、市民が運転する乗用車による運行量全体の25%を、自動運転機能を持つ移動手段で賄う目標を掲げている。
 有人ドローンを開発・製造したのは、中国広東省に本社を置くメーカー、広州億航智能技術だ。ドバイ当局の購入金額などの詳細は明らかにされていないが、同社が昨年1月に世界最大の家電・IT見本市「CES」で完成品を披露した際には、1機20万~30万ドル(約2300万~約3440万円)と説明していた。
 実は、中国は世界でも有数のドローン大国だ。ドローンの用途は幅広く、軍事や農業、撮影、救援などの用途に活用されている。億航が開発した有人ドローンの改良型は、米バイオテクノロジー企業向けに1000機納入されることが決まっており、移植用人工臓器を移植患者がいる病院へ運ぶことになるという。
 日本では千葉市や秋田県仙北市がドローンを活用した「国家戦略特区」入りを狙っているが、中国製ドローンが日本の空を席巻する日が来るかもしれない。
(志村宏忠)

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