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『フォーブス』長者番付で大恥? トランプ大統領544位に後退

2017年4月 9日号

 推定45億ドル(約5040億円)から35億ドル(約3920億円)へ――。
 これは、ドナルド・トランプ大統領の、昨年と今年の資産額だ。米経済誌『フォーブス』が3月20日、2017年版の世界の長者番付を発表し、トランプ氏は16年版の324位から544位へと順位を下げた。トップは、米IT大手マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏で860億ドル(約9兆6320億円)。
 ただし、トランプ氏本人が納税申告書の提出を拒んでおり、正確な金額は不明。トランプ氏は「(昨年も今年も)私の資産は100億ドル(約1兆1200億円)を超えている」と主張している。
『フォーブス』誌が今年のトランプ氏の資産を低く見積もったのは「同氏の資産の多くがマンハッタンの不動産で、高騰していたこの地域の地価が下落傾向にあり、家賃収入にも影響を及ぼす」が理由だ。ちなみに、トランプ氏は大統領就任にあたり、経営権は手放したものの、資産は一切売却していない。
 本人と周囲に温度差があるのは、「トランプブランド」への評価の違いが理由のようだ。トランプブランドといえば、不動産だけでなく紳士服、長女イバンカさんの婦人服や装飾品、そして妻メラニアさんの化粧品、装飾品と数多(あまた)ある。昨年の番付発表に際しては、トランプ氏が「フォーブスは破産しかけた雑誌。私をできる限り貧乏に見せかけ、貶(おとし)めようとしている」と怒りを露(あら)わにした経緯があり、同誌とのバトルが再燃しかねない。
 折悪(あ)しく、「トランプ景気」と呼ばれた米国の株高に陰りが見え始め、3月21日の米株式市場は今年に入って最大の下げ幅を見せた。将来の経済政策を巡り、トランプ氏と米連邦準備制度理事会(FRB)のジャネット・イエレン議長の間で深刻な対立が起きるとの予測まで流れている。
 大統領の"番付降下"が、米国経済の先行き不透明感を明示しているようにも感じる。
(土方細秩子)

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