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 北朝鮮の弾道ミサイル「北極星」 米韓軍事演習への対応措置か?

2017年3月 5日号

 2月12日に北朝鮮が発射したミサイル「北極星2型」。地対地中長距離弾道ミサイルとして分類される。北朝鮮のロケット・ミサイル製造技術の脅威が、新たな段階に入ったことを示している。
「固体燃料を使っていること、そして潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の技術を発展させたという点で、かなりの進歩だ」(韓国の防衛産業関係者)
 固体燃料を使った場合、液体燃料よりも発射体への損傷負担が少なく、また発射後に火炎が発生するため、敵側からすれば探知により時間がかかる点が有利だ。
 北朝鮮は2015年5月、ミサイルの水中発射に成功したと喧伝(けんでん)した。ただ、「実際は潜水艦でなく、水中に土台を設置してその上から発射した」(ソウルの北朝鮮ウオッチャー)との見方が支配的だ。
 ただ、SLBMの技術を応用した点、今回はキャタピラー式の自走発射台からの発射だった点は、「SLBMは通過地点で、実際は地上から自由に標的を狙えるミサイル力を誇示したかったのではないか」(前出の北朝鮮ウオッチャー)。このため、すでに大陸間弾道ミサイル(ICBM)への発射技術にも、ある程度の自信を持っているのではとの見方も広がっている。
 弾道ミサイル発射が日米首脳会談に照準を合わせたタイミングだったため、これを「挑発」行為とする分析も多い。だが実は、今年元日に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が発表した新年の辞で、ミサイル発射はすでに予見されていた。「韓米合同軍事演習をやめよ」と警告していたが、1月に小規模な演習が行われた。北朝鮮にとって、今回の発射はその対応措置だったようだ。
 2、3月には大規模な米韓合同軍事演習が行われる。より高性能なミサイル発射、あるいは核実験など、対応措置と称して北朝鮮が不敵な行動に出る可能性が高まってきた。
(浅川新介)

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