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 反トランプデモにマドンナ参加 女性蔑視発言に250万人集結

2017年2月12日号

 1月20日の大統領就任式の翌日、米国では全国各地でピンクの帽子をかぶった人々による抗議デモ「ウィメンズマーチ」が行われた。ドナルド・トランプ新大統領(70)の数々の女性蔑視発言に対し、「大統領にふさわしくない」と訴える運動だ。フェイスブックでの呼びかけがきっかけで、首都ワシントンだけではなく各地で同時デモが実現した。デモ参加者は全世界で250万人に上ったという。
 ワシントンでは自らデモに加わり、リーダー的役目を果たした歌手のマドンナ(58)が話題となった。選挙戦中から反トランプ発言を繰り返してきたが、この日の演説はそれに比して過激だった。デモのテレビ中継では、マドンナが放送禁止用語を連発したため一部音声を加工せざるをえず、そればかりか「怒りのあまり、ホワイトハウスを吹き飛ばしてやろう、といった考えで頭がいっぱい」などの不穏当な発言も飛び出した。
 これについて、マドンナは翌日にSNSを通して「私は暴力的な人間ではないし、暴力を推奨しているわけでもない。私の演説の一つのフレーズを取り上げるのではなく、全体としての意味を聞き取り理解することが大切」と、釈明とも取れる発言を行った。
 しかし、波紋は大きかった。トランプ氏を選挙戦から支持してきた元下院議長のニュート・ギングリッチ氏は「マドンナは台頭する左翼ファシズムの一部」と発言。またテキサス州のラジオ局は「反アメリカである」としてマドンナの楽曲を半永久的に使用しない、と表明した。
 こうしたハプニングはあったものの、デモを組織した団体では次の行動として「上院議員にはがきを送ろう」と呼びかけている。今後100日間で次々に10の行動を起こすとしており、はがき作戦はその1だ。次はマドンナ同様にトランプ批判を繰り広げた人気歌手のレディー・ガガが登場するかもしれない。燃え上がる女性たちの怒りに、トランプ政権はどう対処していくのか。
(土方細秩子)

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