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トランプ氏の"ツイッター攻撃" 米自動車業界とのバトルが過熱

2017年1月29日号

 1月20日、ついに米大統領就任式を迎えるドナルド・トランプ氏(70)だが、同氏の"ツイッター攻撃"は年が明けてもやむ気配がない。新年早々、トランプ氏の標的になったのが、米自動車大手、ゼネラル・モーターズ(GM)。トランプ氏はツイッターで「GMはシボレー『クルーズ』をメキシコで作り、無税で米国の自動車ディーラーに卸している。メード・イン・USAにするか、さもなくば高い関税を!」と呟(つぶや)いた。
 その2日後にはトヨタ自動車に対して「トヨタはメキシコに新しい工場を造って米国向けのカローラを生産するという。とんでもない! 米国に工場を造るか、さもなくば高い関税だ」と呟いてみせるなど、メキシコでの工場新設を計画する自動車メーカーに厳しい言葉を浴びせている。
 一方で、同国での工場新設計画を撤回したフォード・モーター、そしてミシガン、オハイオ両州を中心に10億ドルの投資と2000人の雇用創出を行うと発表したフィアット・クライスラー・オートモービルズに対しては「サンキュー、フォードとフィアット・クライスラー」とこれもまた名指しで称賛した。
 しかし、メキシコ移転だけをやり玉に挙げるトランプ氏が、業界の動向を正確に把握しているか否かは疑問だ。
 そもそもトヨタは今後5年間で米国に100億ドルの投資を予定しているうえ、米国内で既に4万人を雇用し、過去5年で雇用を5000人増やしている。"ツイッター攻撃"に対し、GMとトヨタは「メキシコの工場の建設に変更はない」と突っぱねたのも当然だろう。そもそも、北米自由貿易協定(NAFTA)が存在する限り、鶴ならぬトランプの一声で一方的に関税を引き上げることはルールに違反する可能性が高い。
 ただし、トランプ次期大統領は「NAFTA離脱」を宣言するやもしれず、自動車をはじめとする製造業は、当面は戦々恐々とした日々を過ごすことになりそうだ。
(土方細秩子)

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