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トランプ氏がサプライズ演出? 「1・20」大統領就任式の舞台裏

2017年1月22日号

 トランプ氏がサプライズ演出? 「1・20」大統領就任式の舞台裏

 米国の歴代大統領は、就任決定後に閣僚人事などについて記者会見で発表するのが通例だが、ドナルド・トランプ次期大統領(70)の場合は様子が異なる。多くの場合、トランプタワーの一室で人事が決定された揚げ句、米国民はソーシャルメディアなどを通して知らされることが多い。
 このため、米国内には「大統領就任式も暗殺や反対デモを恐れて行わず、ソーシャルメディアで声明を出すだけでは?」というジョークも流れるほどだが、やはり通例通りに就任演説を行うようだ。トランプ氏が大統領補佐官・上級顧問に任命したスティーブン・ミラー氏に対し、就任演説の草稿を書くよう依頼したとの情報が流れているのだ。
 ミラー氏は弱冠31歳ながら、選挙戦中のトランプ氏の重要な演説のほとんどを手がけてきた。ミラー氏はカリフォルニア州サンタモニカの出身で、リベラルで民主党支持の両親の元に育ちながら、自らは共和党の信条を持つに至った。デューク大学を卒業後、複数の下院議員の広報秘書官を務め、グローバル化に反対する「国家ポピュリズム」の信奉者としてトランプ氏の選挙戦に影響を与えたとされる。
 そのミラー氏がトランプ氏と共に作り上げる就任演説は、まず国家の抱える問題点を掲げ、そこから国内問題に焦点を当てたトランプ氏の政策を語るものになりそうだ。国内問題とは教育、インフラ、国境警備、経済、雇用などだ。
 さらにトランプ=ミラーチームがサプライズを計画しているとも囁(ささや)かれる。聞こえてくるのは、就任式後の祝賀パレードにトランプ氏自らが徒歩などで参加するというもの。警備上、実現は難しそうだが「人々の大統領」であることを強調するのが目的のようだ。
 いずれにせよ、就任式にはポピュリズムを煽(あお)るような演出がなされることは確からしい。エスタブリッシュメントに背を向けた「市民大統領」として、どのような華々しい登場を目論(もくろ)んでいるのか、1月20日にその全貌が明らかになる。
(土方細秩子)

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