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17年は北朝鮮「節目の年」になる トランプ大統領就任後に動くか

2017年1月22日号

 2011年12月に金正日(キム・ジョンイル)総書記が死去し、その後継として若き金正恩(キム・ジョンウン)・朝鮮労働党委員長が政権を担って5年。当時、「北朝鮮政権は不安定で、そのうち崩壊する」との声が世界的に多かったが、北朝鮮は崩壊していない。
 朝鮮労働党幹部など北朝鮮関係者に聞くと、今年17年は「節目を迎える重要な行事がある」と言う。まず2月16日には、1942年生まれの故・金総書記生誕75周年。この日は北朝鮮で「光明星節」と呼ばれているが、今回は金総書記生誕の地であり聖地とされている中朝国境の白頭山(ペクトウサン)で記念行事を行うという。
 そして4月には二つの重要イベントがある。一つは4月15日の故・金日成(キム・イルソン)主席の生誕105周年。この日も北朝鮮では「太陽節」として祝ってきたが、今年はより盛大に祝われるという。もう一つは、4月25日の朝鮮人民軍創建85周年。「朝鮮人民共和国は人民軍によって独立を成し遂げた軍隊」と位置づけられ、金総書記によって始められた「先軍政治」は、金党委員長になっても続けられている。
 これらの行事で国内の結束強化を図る金党委員長だが、対外的には1月に米大統領にドナルド・トランプ氏が就任することで密(ひそ)かに期待半分、不安半分だ。間もなく任期を終えるオバマ政権は「戦略的忍耐と言いながら、結局、北朝鮮に何もしなかった」と、日米韓の北朝鮮ウオッチャーからはこう評価されている。
 対話をして国を守りたい北朝鮮にとっても、オバマ政権のこうした態度には為(な)す術(すべ)がなかった。その分、トランプ次期大統領の対外政策には「良きにつけ悪(あ)しきにつけ、何らかの変化があることを期待したい」(北京の北朝鮮関係者)という一方で、「米新政権の態度次第で、我々もまた"さまざまな手段"を使うこともありうる」(冒頭の関係者)と意味深長なことを言う。
 2017年もさらなる核実験や長距離弾道ミサイルの発射など、北朝鮮の軍事的脅威には神経を使わなければいけないようだ。
(浅川新介)

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