国際詳細

News Navi
loading...

 「白タク」バイク配車アプリ人気 東南アジアで熾烈なシェア争い

2017年1月 8日号

 タクシー運転手の資格がない一般人などが自家用車で乗客を運ぶ「白タク」。ライドシェア(相乗り)ともいわれ、乗客をその白タクとマッチングさせるスマホの「配車アプリ」が世界的に人気だ。日本では道路運送法で白タク行為が禁止され、馴染(なじ)みが薄いが、タクシーに比べて料金が安く、運転手も自家用車を有効活用できる"エコシステム"だ。
 その配車アプリ最大手が米のウーバー・テクノロジーズ。創業5年で世界450都市に広がった。モータリゼーション(自動車の普及期)の真っただ中にある東南アジアでは、バイク配車アプリが人気で、ウーバーを含めた各社がシェア争いを繰り広げる。
 激戦区のインドネシアで最大の配車アプリに急成長したのが「ゴジェック」。"バイク天国"の首都ジャカルタでは、2車線や3車線の道路幅いっぱいにバイク10台ほどが並走する光景が日常的で、ゴジェックの目印「緑ヘルメット」をよく見かける。同社はバイク便や買い物代行、フードデリバリーまでこなす。米ハーバード大卒の実業家ナディム・マカリム社長といえば、ジャカルタで話題のセレブだ。
 ゴジェックのライバル「グラブタクシー」のヘルメットもまた緑色だ。隣国マレーシアの企業。東南アジア6カ国でタクシービジネスを展開し、2015年にジャカルタに進出した。ハーバード大卒のアンソニー・タン社長は、マカリム氏の成功モデルを踏襲して利用者を増やした。
 ゴジェックの成功を見て慌てたのが米のウーバーだった。東南アジアでは四輪車よりバイクが人気と気づき、「ウーバーバイク」をタイで立ち上げた。ゴジェックを見習って「ウーバーイーツ」などフードデリバリーも開始した。
 日本でもようやく、公共交通機関の空白地帯なら「白タク」が認められるようになった。ただ、競合するタクシー業界の反発も強い。ライドシェア人気にあやかって、逆風を追い風に変えられるか。
(大堀達也)

政治・社会

くらし・健康

国際

スポーツ・芸能

対談

  • 艶もたけなわ

    黒田福美 女優・エッセイスト

    2017年11月19日号

    阿木燿子の艶もたけなわ 178   芸能界きっての韓国通として知られる女優の黒田福美...

コラム