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論功行賞に身内優先、畑違い... "トランプ人事"は異例ずくめか

2017年1月 1日号

記者会見を用いず、ニューヨーク5番街にあるトランプタワーの自室で組閣人事を行っている米国のドナルド・トランプ次期大統領(70)。その顔ぶれが次々に明らかになっているが、一部メディアが「デンジャラス・アメリカ」と評するほどの異例の人事に対し、驚きが広がっている。
 衝撃が走ったのは、政権の顔というべき国務長官人事だった。指名されたのは、米石油大手エクソンモービル会長兼最高経営責任者(CEO)のレックス・ティラーソン氏。有能な経営者とされる一方で、環境問題への姿勢が問われる人物でもある。
 また司法長官には人種差別的な発言が過去に問題視されたことのあるジェフ・セッションズ上院議員。労働長官にはハンバーガーチェーンなどを経営する実業家アンディ・パズダー氏だが、同氏は最低賃金引き上げに懐疑的という人物。住宅都市開発長官は共和党大統領指名候補のライバルだった外科医のベン・カーソン氏。保健福祉長官はオバマケアに否定的なトム・プライス下院議員。いわくつきの人物がゾロゾロいるのだ。
 さらに、最も問題視されているのが「好戦的3人組」。国防長官に指名された元米中央軍司令官の「狂犬」ジェームズ・マティス氏、大統領補佐官(国家安全保障担当)のマイケル・フリン退役陸軍中将、中央情報局(CIA)長官のマイク・ポンペオ下院議員。こうした"問題人事"を数え上げればキリがない。
"トランプ人事"の特徴は論功行賞、身内優先、現政権に敵対する面々。加えて、「全くの畑違いで実務経験に欠ける」と評される人物も多い。
 とはいえ、「職業政治家にノーを突きつけた結果なのだから、大胆人事があってもよい」との声もある。人事には共和党保守本流で次期副大統領のマイク・ペンス氏も関わっており、共和党本部から大きな反発も出ていない。
 仰天人事はこのまま続くのか。世界の目が、トランプ氏の"初仕事"に集まっている。
(土方細秩子)

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