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韓国 大統領スキャンダルで激震続く 「ポスト朴槿恵」1位は潘基文氏

2016年12月 4日号

韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と長年の友人・崔順実(チェ・スンシル)容疑者を中心とする疑惑の行く末が、いまだに定まらない。11月中旬にはソウルで100万人以上を集めた抗議集会が行われるなど、社会的にも不安定な状況が続いている。
 11月15日を前後して大統領が直接、検察からの参考人聴取を受けるとされていたが、大統領府と検察が日程をめぐってつばぜり合いを続け、いつ捜査を受けるのかは不透明な状態だ。
 捜査を受けたとしても、韓国世論は大統領をそうやすやすとは許してくれそうにない。韓国ギャラップが11月18日に発表した調査によれば、「大統領が職務をきちんと行っているか」との質問に肯定的な回答はわずか5%。もともと野党が強い韓国南西部・全羅北・南道ではともに「1%」となり、ほぼ誰も支持していないという状況に陥っている。
 こうなると、気になるのは大統領の去就だ。野党を含め辞任を強く要求する声がある一方で、「大統領は2018年2月の任期満了まで辞めない」という声も強い。1987年からの直接選挙制で選ばれた大統領の中で、任期途中で辞めた大統領はいない。
 同時に、次期大統領の下馬評も広がっている。前出の韓国ギャラップが11月上旬に行った調査では、「誰が大統領になるのが最もよいか」との質問に対し、国連事務総長の潘基文(バン・キムン)氏が21%でトップ。以下、最大野党・共に民主党元代表の文在寅(ムン・ジェイン)氏19%、野党・国民の党共同代表の安哲秀(アン・チョルス)氏10%と続く。若者の支持が高い、ソウル市長の朴元淳(パク・ウォンスン)氏は5位だ。
 潘氏を除くと、いずれも野党側のリーダー的存在。そのため、「仮に大統領が辞任すれば60日以内に選挙を行うことになるが、どこも準備不足に加え、野党が割れて、結局与党側の候補者が当選という事態になりうる」(韓国紙記者)。「政治刷新」を訴える国民の声とは逆の、旧態依然の政治が残ってしまうという、なんとも皮肉なことにもなりかねない。
(浅川新介)

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