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トランプ大統領の吉凶・徹底検証 トランプ王朝の内幕

2016年12月 4日号

トランプ王朝の内幕 美人秀才長女「実質的なファーストレディー」と「不動産長者」夫の正体

 米国は今、ケネディ家やブッシュ家と並ぶ「名門家」の誕生を目の当たりにしているのか。ドナルド・トランプ次期大統領(70)の親族が新政権に及ぼす影響を巡り、現地メディアは喧々たる議論を取り上げている。姿を見せ始めた「トランプ王朝」の正体とは――。

 ニューヨーク5番街に面する58階建て超高層ビル「トランプタワー」。トランプ氏が会長兼社長を務める「トランプ・オーガニゼーション有限責任会社(以下、トランプ社)」の旗艦物件だ。安倍晋三首相は11月17日夕(日本時間18日朝)、タワー最上階にあるトランプ氏の自宅を訪れ、会談した。
 大理石と金箔(きんぱく)できらびやかな広間に出迎えたのは、トランプ氏、それに長女イバンカ氏(35)とその夫、ジャレッド・クシュナー氏(35)。内閣広報室が公開した写真には、横長のソファに左から順にクシュナー、トランプ、安倍の3氏が座り、話し合う姿が映る。イバンカ氏といえば、ガラスの円テーブルを挟んでソファと向かい合う椅子に座り、形のいい脚を組んで男3人を眺めていた。
 次期大統領にとって、初めての外国首脳との会談。そこに同席したイバンカ氏は『ニューヨーク・タイムズ』に「実はファーストレディー?」と書かれ(7月21日付)、クシュナー氏は「新政権でホワイトハウス入りする」と期待が高い。
 イバンカ氏は、トランプ氏の最初の妻でチェコスロバキア出身のイバナ氏(67)との間に生まれ、兄に長男ドナルド二世氏(38)、弟に次男エリック氏(32)がいる(さらに異母弟妹が2人いる)。
 ドナルド二世、イバンカ、エリックの3氏は、前述のトランプ社で上級副社長を務める。不動産業を主力事業とする非上場企業で、正確な決算内容は明らかになっていないが、米国最大級の経営規模とされる。3兄弟は当選後、オバマ政権と権力移譲を協議する政権移行チームに加わった。
 もう1人、移行チーム入りした親族がトランプの娘婿に当たるクシュナー氏だ。不動産業を営むユダヤ移民3世として生まれ、ハーバード大に進学。卒業後は法科大学院に進み、検察官を目指して検事局で研修を受けたが、父が脱税や証人威迫罪で実刑判決を受けて収監されてしまった。夢を諦めて家業の社長になり、その後も25歳にしてニューヨークの週刊紙を1000万ドル(現行レートで約11億円)で買収したほか、投資を急激に膨らませて不動産長者になった。
 秀才で美男美女と評判が高いイバンカ、クシュナー夫妻は、すでに人事に影響力を及ぼしている。イバンカ氏は6月、選挙対策本部の幹部を、クシュナー氏は当選後、移行チームを率いたニュージャージー州のクリス・クリスティー知事を、それぞれ更迭すべきだとトランプ氏に進言した。結果、両幹部は更迭された。
 2人は新政権入りするのか。ニューヨーク在住の米国人記者はこう話す。
「政治家が親族を連邦機関の職に登用することを禁じる法律に抵触する可能性がある一方、『過去の判例からホワイトハウス職なら登用可能』との見方もある。だからクシュナー氏が大統領補佐官か顧問に起用されるという推測が消えないのだ」
 会社経営者の齋藤ウィリアム氏は、トランプ政権で閣僚起用が確実視されるルドルフ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長がかつて経営したコンサルティング会社でアジア代表を務めた経験があり、イバンカ氏と面識があるという。
「父の名声に頼らず、自身で高級ブランドのビジネスを立ち上げた有能な人です。父に代わってトランプ社の運営に専念するはずで、政治に関与するとは考えにくい。ただ、親族のうち1人か2人は(政権入りが)あるかもしれませんが......」
 ちなみに母のイバナ氏は

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