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北朝鮮 北朝鮮高官が「日本亡命」情報も 脱北・粛清が相次ぐ金正恩体制

2016年11月 6日号

「金正恩(キム・ジョンウン)・朝鮮労働党委員長の圧制に耐えられず、国民が国外に逃げている」
 韓国の情報機関・国家情報院に言わせると、北朝鮮の最高指導者にどうやら「異変」が生じている。
 確かに、北朝鮮国外在住の北朝鮮高官が第三国に亡命を希望したというニュースが頻発している。今年8月には駐英国公使だった太永浩(テ・ヨンホ)氏が家族とともに韓国に亡命。そして、10月下旬には、北京で金党委員長の健康管理に携わってきたとされる高官が、日本に亡命を希望し、北京の日本大使館に駆け込んだという。
 日本政府は否定したが、この高官は日本に親戚がおり、それゆえの日本希望だという。「すでに日本大使館で領事が保護している」(在北京の韓国紙記者)とされているが、現時点でこの高官の行方はわからなくなっている。
 粛清も発生している。北朝鮮の欧州外交の要とされてきた宮錫雄(クン・ソクウン)外務次官が家族とともに協同農場へ追放されたという。こうした亡命や粛清の理由は「大部分は巨額のカネの横領や未調達、または機密情報の流出」(北京の北朝鮮関係者)。前出の太氏の場合、「英国の核関連情報を確保せよ」と当局に言われたができなかったことが韓国に亡命した原因とされている。
 一方で「亡命は本当に現体制を嫌ってのことなのか、個人的な失敗によるものなのかを注意してみるべきだ」(韓国政府関係者)との指摘もある。過去の亡命・脱北者の大部分は貧困や犯罪絡みといった事情があったというのだ。
 また、前出の北京の北朝鮮関係者は「金党委員長は世代交代を早め、同時に実力によって人選する方針を強めている。それに沿わないものは政府・朝鮮労働党から外されている」と見る。それが、外部からは粛清と見られている可能性もあるという。
 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は「北朝鮮国民は韓国に来い」と公の場で宣言した。だが、実際に国外に出てきた彼らや北朝鮮の実情を、どこまで把握しているだろうか。
(浅川新介)

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