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米国 大統領選「分裂」巻き返し狙う? 共和党内から早々と「敗北宣言」

2016年11月 6日号

 11月の大統領選を前に、過去のセクハラ発言まで暴露され、ヒラリー・クリントン氏(68)との差が開きつつある、共和党のドナルド・トランプ候補(70)。共和党内部からはすでに「敗北宣言」とも取れる発言が出始めた。
 米国民を驚かせたのが、共和党のジョン・マケイン上院議員の発言だった。今年2月に死去した最高裁判事、アントニン・スカリア氏の後任人事について、同氏はラジオ番組でこう語った。
「もし民主党のヒラリー・クリントン候補が大統領になるとして、彼女が任命する判事に共和党一体となって反対することを約束する」
 共和党はかねてより「後任判事は現オバマ大統領ではなく次の大統領が任命すべき」と主張してきただけに、裏を読めば、トランプ氏が当選して共和党が望む判事就任がほぼ絶望的になったと取れる。
 後任判事の人選については、ヒラリー氏は「意中の人物」を定め、トランプ氏は「かなりの候補者を挙げて絞りきれない」状況という。分裂状態に陥った党内の支持を得たいが為に候補者を特定できないトランプ氏がやや不利だ。
 大統領選を巡っては、マケイン氏自身が反トランプ氏の急先鋒(せんぽう)であり、共和党分裂の「戦犯」との批判がある。民主党主導の最高裁判事任命を阻止し、再び共和党の結束を強めようとする「巻き返し作戦か」との見方がある。
 実はトランプ陣営にも「敗北」を見越した動きが見られる。トランプ氏の娘婿であるジャレッド・クシュナー氏が中心となり、独自のテレビネットワーク「トランプTV」の設立を画策しているとの情報が流れている。同氏は繰り返し「米メディアの選挙戦報道における不公正」を訴えてきた。大統領選に敗れた場合、今度はメディアを牛耳る存在になる――。そんな野望があるのではと囁(ささや)かれている。

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