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トランプ危うし?共和党で混乱 パパブッシュもクリントン支持

2016年10月16日号

11月の米大統領選に向け、共和党内では多くの重鎮が「造反」を表明、混乱が続く。中でも衝撃が走ったのが9月中旬、ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領(92)がヒラリー・クリントン氏(68)に投票意向と米メディアが報じたニュースだった。ついに大統領経験者までがドナルド・トランプ氏(70)に「ノー」を突きつける形となった。
 共和党内で最も早くから「ヒラリー支持」を打ち出していたのは、レーガン元大統領の補佐官だったダグ・エルメッツ氏。その後、現役下院議員のリチャード・ハンナ氏が同様の宣言を行うと、今度は共和党の大口寄付者だった米ヒューレット・パッカード(HP)のメグ・ホイットマン最高経営責任者(CEO)も「ヒラリーを支持し、資金集めにも協力する」と打ち出して波紋を呼んだ。
 後は雪崩のごとく、である。元々「トランプ降ろし」運動の中心だったジョン・マケイン上院議員、2012年大統領選候補者だったミット・ロムニー氏はもちろん、大物たちも続々とヒラリー支持を表明し始めた。クリントン陣営では8月に「共和党内の支持者」の一部を発表、その中にはジョージ・W・ブッシュ政権時代のグティエレス商務長官、ネグロポンテ元国務副長官なども含まれる。
 しかし、ポール・ライアン下院議長を含めた現役の共和党議員らは「トランプ支持」での一致団結を呼びかけている。民主党政権が2期8年続いた後、さらに同党のクリントン氏が大統領になることは何としても避けたい、との思いからだ。同一党による政権が12年続いたのは、直近ではレーガン─ブッシュの例があるが、歴史的にも稀(まれ)だ。
 2人の候補者が直接議論する現地時間9月26日夜の第1回テレビ討論会では、CNN調査で「クリントン氏が勝った」とする回答が6割を超え、トランプ氏が劣勢とも映る。このまま流れはヒラリーに傾くのか。
(土方細秩子)

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