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夢じゃない?「月へハネムーン」米民間会社「月面探査」へGO!

2016年8月28日号


 ついに民間による月面着陸計画が、実現に向けて動き出した。米フロリダ州のムーン・エクスプレス社に対し、米政府は月へのロケット打ち上げを許可した。
 従来は民間のロケット会社は、衛星など地球周辺の軌道上での活動許可しか与えられていなかった。しかし政府機関による精査の末、同社が米連邦航空局(FAA)に提出した月へのロケット打ち上げ申請を許可。米政府にとっても初の決断となる。
 計画によると、ムーン・エクスプレス社は2017年末までにロケットを打ち上げ、ロボットによる月面撮影、探査を予定している。これはXプライズ財団が運営し、グーグル社が支援する「ルナXプライズ」への参加が目的だ。このコンペでは、「17年末までに最初に月の探査に成功した民間企業に総額2000万ドル(約20億円)の賞金を支払う」としている。
 ムーン・エクスプレス社は月面探査の目的を「子どもたちの未来のため」と説明している。地球の資源には限りがあり、未開発の資源があると考えられる月を活用して未来を豊かにすること、そして人類が月と地球を自由に行き来できる社会の実現が最終目的だ。同社のナビーン・ジェイン会長は「月は地球人にとって第2の故郷となる可能性を秘めている」と語る。
 まだ認可は下りていないが、米国ではテスラ・モーターズ社のCEO、イーロン・マスク氏が「2020年に火星に有人ロケットを打ち上げる」計画も明らかにしている。こちらの最終目標は火星にコロニーを建造することにある。
「ルナXプライズ」には現時点で16社が参画しており、ムーン・エクスプレス社への許可をきっかけに、今後月面着陸への申請・許可が増えることも予想される。いずれにせよ、未知の世界を舞台に激しい競争が始まりそうな宇宙旅行業界。数年後には「月へハネムーン」が実現するかも。
(土方細秩子)

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