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次期大統領選の「主要争点」に 米フロリダで銃乱射49人死亡

2016年7月 3日号

 米国の銃乱射事件として史上最悪の49人の死者と53人の負傷者を出したフロリダ州オーランド市のナイトクラブ襲撃事件。事件翌日の6月13日にはイスラム国(IS)が系列ウェブサイトを通じて犯行声明を出しており、捜査当局が背後関係などを調べている。
 相次ぐ銃乱射事件を受け、米大統領選の候補者、ヒラリー・クリントン氏(68)=民主党、ドナルド・トランプ氏(70)=共和党=の対応にも注目が集まっている。
 両氏の見解は対照的だ。
 クリントン氏は「銃による大量殺戮(さつりく)事件」と断言し、さらに襲撃場所が男性同性愛者が集まるナイトクラブで、当日のイベントに中南米系住民が多数参加していたことから、ヘイトクライム(憎悪犯罪)の可能性を指摘。銃規制論議を呼びかけている。
 一方のトランプ氏は「自分(の主張)は正しかった」と強調した。現場で死亡したオマル・マティーン容疑者(29)の父親はアフガニスタン出身のイスラム教徒で、トランプ氏は「事件はオバマ政権の甘過ぎる移民政策が原因だ」と非難し、さらに「イスラム教徒の入国を禁じるなど厳しい措置を取っていれば防げた」と従来の主張を繰り返した。
 関連サイト上での声明はあったものの、IS本体の関与や指示を示す内容ではなく、事件とISとの関係はいまだに明らかでない。容疑者自身が事件前に「ISに忠誠を誓っている」「テロを起こす」と周囲に漏らしていたなどと報じられたが、「ISの構成員だったわけではなく、過激なプロパガンダに影響を受けた単独犯」との見方もある。
「イスラム社会との対話を重視し、過激な報復を考えないよう」呼びかけるクリントン氏に対し、「イスラム社会は潜在的テロリストを匿(かくま)っている」と対立をあおるトランプ氏。今後、テロ対策が大統領選の重要な争点になることは間違いなく、両氏の舌戦はますますヒートアップしそうだ。
(土方細秩子)

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